戦争犯罪などを裁くICC=国際刑事裁判所の所長に、日本人として初めて赤根智子裁判官が選出されました。
オランダ・ハーグに本部を置くICCは11日、新たな所長に赤根智子裁判官を選出しました。
赤根氏は去年3月、ウクライナから子どもを連れ去った戦争犯罪の疑いでロシアのプーチン大統領に逮捕状を出した際の判断に加わり、これに反発したロシア政府から指名手配されています。
日本人が所長に就任するのは初めてで、赤根氏は「選出されたことを大変光栄に思う」「裁判所の各機関や弁護人、被害者側の対話の促進に注力する」とコメントしています。