![トランプ氏 ウクライナ支援打ち切りか ハンガリー首相が“会談の中身”明かす](/assets/out/images/jnn/1052562.jpg)
アメリカのトランプ前大統領と会談したハンガリーのオルバン首相は「トランプ氏が『大統領に返り咲いたら、ウクライナとロシアの戦争には1セントも払わないだろう』と言った」と地元メディアに明かしました。
ハンガリーのオルバン首相は今月8日、フロリダ州でトランプ前大統領と会談。
その後、オルバン氏はハンガリーの公共放送の単独インタビューで、「トランプ氏が『大統領に返り咲いたら、ウクライナとロシアの戦争に1セントも払わないだろう』と言った」と発言、トランプ氏が大統領に返り咲いた場合、ウクライナ支援を打ち切るとの考えを本人から伝えられたと明らかにしました。
オルバン氏はさらに、「ウクライナが自力で立てないのは明らか」で「アメリカが資金を援助しなければ、ヨーロッパだけでは資金を賄えず、戦争は終結するだろう」などと語っています。
ハンガリーのオルバン政権は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以降も、経済分野を中心にロシアと緊密な関係を深め、プーチン大統領とも去年10月に北京で首脳会談を行うなど、ロシア寄りの姿勢を示しています。
EU=ヨーロッパ連合に加盟する全27か国は2月、ウクライナに対し4年間で8兆円規模の資金援助を行うことで合意していますが、ハンガリーはEU加盟国でありながら最後まで反対を唱えていました。
オルバン氏はまた、「どのような条件で和平交渉を結び、安定した安全なヨーロッパを構築するかどうかは停戦とは別の問題で、まずは和平を実現させる必要がある」と主張しています。