■パリオリンピック™ 卓球男子シングルス1回戦(現地時間28日、パリ南アリーナ)
戸上隼輔(22、井村屋グループ)がカナダのユージン・ワンと対戦し、ゲームカウント4-0でストレート勝ち。五輪初出場の戸上は“デビュー戦”で初勝利を収めた。
今大会は張本智和(21、智和企画)とともにシングルスに出場。団体戦は篠塚大登(20、愛知工業大)が加わり、3大会連続のメダル獲得を狙う。
第1ゲームは立ち上がりからフォアとバックの強打が決まり11-3と圧倒。第2ゲームは序盤リードを許すがすぐさま逆転し11-6。第3ゲームはクロスへの強烈なフォアが決まるなど流れを相手に渡さず11-7。第4ゲームは後がない相手が粘り6-6となり、4連続ポイントでマッチポイントを奪うが、フォアがオーバーするなどミスが続き10-10でデュースへ。だが最後は集中して強打を決め13-11で勝利。2回戦進出を決めた。
これまで五輪での男子シングルスは2016年リオ大会で、水谷隼が男女通じて日本人シングルス初の銅メダルを獲得。東京五輪では張本と丹羽孝希がベスト16で敗退した。