![米グーグル 対話型AI「ジェミニ」で選挙関連の回答を制限 「慎重を期すため」](/assets/out/images/jnn/1052770.jpg)
アメリカIT大手グーグルが提供する対話型AI「ジェミニ」で、選挙に関する質問への回答が制限されていることが明らかになりました。
グーグルは12日、対話型AI「ジェミニ」について、今年4月から5月にかけて総選挙が実施される見通しのインドで「選挙関連の質問への回答の制限を始めた」と発表しました。「重要なトピックに対し、情報提供する責任を真剣に受け止め、慎重を期すため」などとしています。
グーグルは今年11月に実施されるアメリカ大統領選挙についても、去年12月の時点で「2024年の早いうちに制限を始める」と明らかにしています。
12日、アメリカで「トランプ前大統領について教えて」と質問すると、ジェミニは「この質問についてはまだ学習中です。現時点ではグーグル検索をお試しください」と回答しました。
グーグルは6月の欧州議会選挙についても、同様の措置をとるということです。
一方、競合するオープンAIのチャットGPTは現在も同様の質問に回答していて、グーグルが選挙に関係するAIへの規制に一歩踏み込んだ形です。