桜の開花はもう少し先ですが、今、桜グルメが非常に充実してきています。
【写真を見る】“桜味”ってそもそも何味? SNSで話題の“フライング桜”“野良桜”とは?【Nスタ解説】
“桜味”ってそもそも何味?独特な香りの正体は…
熊崎風斗キャスター:
西武池袋本店で「さくらフェス」が15日から始まりました。桜のケーキや桜のチョコレート、それから桜のせんべいなどがあります。
そして、日本橋でも15日から「SAKURA FES NIHONBASHI 2024」が開催されています。さくらパフェやさくら大福、桜薫るクラフトサワーなどがあります。
日比麻音子キャスター:
桜のサワーってどんな味なのか、ちょっと想像つかないですね。
熊崎キャスター:
この時期になると、桜味のスイーツなどをよく見かけますが、“桜味”というのは、実は「桜の葉の香り」なんです。
桜餅などは塩漬けにしたりしますが、つぶしたり塩漬けにすると、葉っぱに含まれている成分「クマリン」が出てきます。これがいわゆる、「桜の葉の香り」に繋がる“桜味”と呼ばれるものになります。
ちなみに、ソメイヨシノよりオオシマザクラの方が「クマリン」が活発に出るということで、桜のスイーツにはオオシマザクラの方がよく使われるということなんだそうです。
SNSで話題 “フライング桜” “野良桜”とは?
熊崎キャスター:
桜について色々とみていきますが、まず、「2024年 職場の花見実態調査」(Job総研調べ)から、職場の花見に「参加したくない」という人が約6割いました。
桜が嫌いというよりは、場所取りなどが嫌いということで、桜への興味自体は結構あるようです。
SNSで話題のハッシュタグに「#フライング桜」「#野良桜」というものがありました。この二つについてみていきます。
「フライング桜」とは桜が早く咲くことですが、やはり毎年同じ桜が早く咲くそうで、例えば、ソメイヨシノが並んでいて、一部だけ実はソメイヨシノではないのでは、というようなことも言われているようです。
もう一つは「野良桜」です。命名したのは写真家の小野寺宏友さんで、野良桜の定義は「花見の名所ではない所に咲く桜」。
駐車場の一角や団地の横、住宅街などに咲いている桜のことを「野良桜」といいます。
なぜこのような場所に桜が咲いているのか気になりますが、小野寺さんは、「ひっそりと咲く野良桜を眺め、野良になった背景を想像する」ことが醍醐味だと話しています。
桜は、誰かが苗木を植えないと基本的にその場所には生えないですし、立派なサイズになるには少なくとも30~40年かかると言われています。
それだけ前に、誰が、何のためにそこに植えたのか、それを想像するのが非常に楽しいということでした。