北朝鮮がけさ、3発の弾道ミサイルを発射しました。いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下したということです。
【動画】北朝鮮の弾道ミサイル3発発射 岸田総理は米韓との連携強化を指示 韓国軍は「明白な挑発行為」と非難
岸田総理
「今回の弾道ミサイル発射も関連する安保理決議違反であり、強く非難をいたします」
防衛省によると、午前7時44分ごろに2発、午前8時21分ごろに1発が北朝鮮西岸から北東方向に発射されたということです。
3発はいずれも、▼最高高度50キロ程度、▼およそ350キロ程度飛翔し、日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したと推定されています。これまでのところ船舶や航空機の被害は確認されていません。
岸田総理は参議院・予算委員会で、北朝鮮に対して厳重に抗議したと明らかにするとともに、けさ開催したNSC=国家安全保障会議でアメリカや韓国などと連携を強化するよう指示したということです。
韓国軍の合同参謀本部は、「朝鮮半島の平和と安定を深刻に脅かす明白な挑発行為だ」と北朝鮮を非難しました。
アメリカ軍と韓国軍は今月、大規模な合同軍事演習を実施しましたが、北朝鮮の国防省は、米韓は「応分の代償を払うことになる」などと警告していました。
韓国の聯合ニュースは「北朝鮮が中国とロシアの重要な政治日程に配慮して挑発の時期を考慮した」との分析を報じています。