時代は変われど思い出を残したい卒業式。変わりゆく卒業式の光景を取材すると、イマドキ卒業式の新たな“定番”が見えてきました。解説です。
【写真を見る】「第二ボタン」はもう古い?変わりゆく“卒業式”の定番 「ティアラ」に「リムジン」で思い出を残す卒業生も あなたの「思い出」は?【Nスタ解説】
令和の卒業式 定番イベントは? 「好きな人から〇〇をもらう」
山内あゆキャスター:
今の高校生たちにとっての「卒業式の定番イベント」を聞きました。
<2024年 卒業式の定番イベント>※渋谷トレンドリサーチ 複数回答可
1位:寄せ書き(卒アル・色紙)
2位:友達と記念撮影
3位:好きな人から花束をもらう
4位:ティアラをつけて記念撮影
5位:クラスで集合写真
6位:バルーンブーケをもらう
7位:卒業証書を投げる/黒板アート
9位:第二ボタンをもらう
10位:恋人と記念撮影/制服をみんなで投げる
さらに少数派ですが「リムジンに乗って卒業パーティ」というものもありました。東京で1時間ぐらいドライブする“運転手つきのリムジン”を5~6人でシェアすると、だいたい1人当たり3000円ぐらいになるそうです。そう考えると、“映え”のためにみんなで思い出作りも悪くないと思いました。
卒業アルバムの“別窓扱い”は消滅? “目つぶり”今は合成で修正可能
卒業写真でおなじみといえば「集合写真」。欠席をして“別窓扱い”になったことはありませんか?これが現代では消滅しているということです。
事前に欠席がわかっている場合、その人のスペースだけ空けて写真撮影をします。そして別の日に欠席した人だけで写真を撮り、合成します。既に7~8割の学校で行っているということです。
そしてもう1つ、写真を撮ると目をつぶってしまいませんか。
今、“目つぶり”は合成で修正が可能だということです。別の写真と目元を差し替えて修正します。
39年前の“修正”はどうしていたのでしょうか。幼稚園の卒園アルバムの撮影で目をつぶってしまった高原寛徳さんに、ある写真を提供してもらいました。
集合写真の撮影時に目をつぶってしまったのですが、それを職人さんがネガに細いペンで目を書いて修正してくれたそうです。目をつぶってしまったこの写真、高原さんは「なんか自分だけど自分じゃないみたいだな」と思ったということです。