中国政府は、2月の若者の失業率が15.3%だったと公表しました。1月よりも0.7ポイント悪化していて、雇用情勢が厳しさを増しています。
中国国家統計局によりますと、都市部に住む16歳から24歳までの若者の2月の失業率は15.3%で、1月と比べて0.7ポイント悪化しました。
▼25歳から29歳は6.4%、▼30歳から59歳は4.2%で、高校や大学に進学しなかったか、または、その卒業後の世代にあたる16歳から24歳までの失業率の高さが際立っています。
中国では、長引く不動産不況を背景に経済が低迷していて、雇用状況の改善も遅れているとみられます。
若者の失業率をめぐっては、去年6月に21.3%と、過去最悪を更新したあと、突如、公表が中止されていましたが、現在は統計方法を変更して、去年12月から公表が再開されています。