![坂本花織はまさかの4位発進...3回転ルッツで着氷乱れる、56年ぶりの3連覇へ 首位と3.69点差【フィギュア世界選手権】](/assets/out/images/jnn/1065731.jpg)
■フィギュアスケート世界選手権(日本時間21日、カナダ・モントリオール)
女子では大会史上56年ぶりの3連覇に挑む坂本花織(23、シスメックス)が、ショートプログラム(SP)は73.29点で4位スタート。ベルギーのルナ・ヘンドリックス(24)が76.98点をマークし首位に立った。坂本はヘンドリックスと3.69点差で23日のフリーに挑む。
坂本は最終グループの最終滑走で演技。冒頭で飛距離のあるダブルアクセル(2回転半)を決めたが、続く3回転ルッツでは着氷が乱れてしまう。後半は持ち味のスピードに乗り、3回転フリップー3回転トウループの連続ジャンプをダイナミックに決めると、今シーズンのSP曲「Baby, God Bless You」の雄大な曲調に合わせ、観客を沸かせた。演技後は笑顔をみせるも、ノーミスとはならなかった演技に少し頭をかく場面も。
男子では2011年~13年のパトリック・チャン(カナダ)、2018年~21年(※20年は新型コロナの流行で中止)のネイサン・チェン(アメリカ)が3連覇を果たしていたが、女子では66年~68年のペギー・フレミング(アメリカ)以来、56年ぶりの快挙となる。
昨年12月の全日本フィギュアで3連覇を果たした坂本は、「世界選手権3連覇は今シーズンずっと言ってきた目標なので、どうしても達成したい目標」と改めて世界フィギュアに向けて意気込んでいた。
日本勢は吉田陽菜(18・木下アカデミー)が8位、千葉百音(18・木下アカデミー)が13位でフリーに挑む。
【女子ショート結果】
1位)ルナ・ヘンドリックス 76.98点
2位)イザボー・レビト 73.73点
3位)イ・ヘイン 73.55点
4位)坂本花織 73.29点
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8位)吉田陽菜 64.56点
13位)千葉百音 62.64点