猫も年をとると「シミ」が!できやすい体のパーツや気をつけるべきポイントなど

2024-03-29 17:00

「シミ」ができるのは人間だけではありません。実は猫も、年齢を重ねるとシミができてしまうのです。そこで今回は、猫の「シミ」について、できやすい体のパーツや気をつけるべきポイントなどを詳しく解説いたします。

猫にも「シミ」はできる!

シミの原理

年齢を重ねるとできてしまう「シミ」。加齢よってできるシミは、皮膚細胞のターンオーバー(新陳代謝)が追いつかなくなることが主な原因です。

そもそも、シミの原点はメラニン色素の沈着です。紫外線による刺激を受け続けた皮膚は劣化と老化によって、メラニン色素を排出する機能が低下してしまいます。そうすると、色素が定着してしまうのです。

そして、この現象は猫にも起こります。つまり、猫も少なからず高齢になるとシミが出てくるというわけです。

猫の場合は単純に加齢だけが原因ではなく、ストレスも関与しています。日々の生活の中でストレスを感じることが多い猫の体内では、活性酸素が皮膚細胞を痛めつけ、皮膚の老化を早めてしまうのです。

猫自身が「シミ」に悩むことはないですが、ストレスの有無や病気の可能性などを考慮すると、飼い主さんは注意深く観察してあげる必要があります。

「シミ」ができやすい体のパーツとは

首を傾げる猫

全身が毛で覆われた猫の場合、どこにシミができるのでしょうか。

  • 耳(皮膚が薄く紫外線の影響あり)
  • 肉球(皮膚がむき出しで色素沈着が起こる)
  • 鼻(被毛に覆われていないため)
  • 顔の粘膜(目目頭唇など)

これらのパーツは各々の構造上、紫外線による刺激や摩擦による影響を受けやすくなっています。

危険な「シミ」の見分け方

皮膚のチェック

猫の「シミ」の中には、実は要注意なものがあります。

なお、愛猫のシミで以下のような状態の場合病気が潜んでいる可能性があるので、動物病院で診察を受けさせることをお薦めします。

  • いびつな形状で盛り上がっている
  • 徐々に大きくなる
  • 皮膚との境界線が曖昧
  • 触れると痛がる
  • 他にも症状がある(食欲不振元気がないなど)

このような症状がある場合、一番心配なのはメラノーマという悪性腫瘍です。阿多はまるような症状があれば早めに動物病院で確認してもらいましょう。

加齢によるシミ(正常なシミ)はつるっとした印象で、平たい形状になっています。基本的に飼い主さんが触れても抵抗することはなく、痛みや痒みを伴うことはありません。

毎日こまめに確認することで、なにか異変があっても早く気づけてすみやかに対応することができます。

まとめ

シミのある顔の猫

歳をとると「シミ」ができるのは猫も同じでした。シニア猫と暮らしている飼い主さんは、さりげなく幼少期の写真と比べて観察してみてください。

特に痛がる様子や痒がる様子がなく、シミ自体に変化が生じなければ問題ありません。

ただし、形がいびつなもの・大きさに変化あるもの・膨らみがあるものには気をつけましょう。皮膚がんの一種である『悪性黒色腫(メラノーマ)』の可能性が否めません。少しでも違和感を覚えたら獣医さんに相談してください。

最後に、猫のシミ対策してできることを紹介いたします。まずは「ストレスを溜めさせないようにすること」、そして、「遮光カーテンの活用」です。日々の生活の中で、上手に予防していきましょう。

関連記事

猫が飼い主を舐めてくる時の理由とその気持ち
猫が顔の近くで寝る4つの理由と飼い主への信頼度
猫が嬉しい!と感じている時の4つの仕草
山道で『捨てられた2匹の子猫』を発見…心温まる展開に涙が止まらないと43万4000再生「ただ感謝」「救ってくれてありがとう」の声
猫が足を噛む6つの理由と対策

  1. 冬から春に起こりやすい「乳幼児突然死症候群」 年末年始の帰省では窒息事故にも注意 こども家庭庁が注意呼びかけ
  2. 中国軍や海警局が100隻超の艦船展開と報道 「法に則って活動」中国外務省が主張
  3. モノレールで商品配送? “飽和状態”コンビニ業界で新たな出店見据える取り組み コンビニ拠点とする新たな街づくりも
  4. 周囲は「優しかった」「がっかりした」 闇バイト強盗“指示役”トクリュウ4人逮捕 捜査進展は「トクリュウの弱点」「携帯の解析」
  5. 結論出なければ…自動的に削減? 自民・維新提出の衆議院議員定数削減に向けた法案に野党が反発「あまりにも乱暴」
  6. 動機は…彼女に会いたくて? 静岡・伊豆の国の病院から逃走・確保された島田健太郎被告(54) 病院には置き手紙も 静岡県警は謝罪
  7. 中国軍などが100隻超の艦船を東アジア海域に展開 過去最大規模・・・高市総理答弁や台湾の発表背景か 中国は「法に則って活動」
  8. 露プーチン大統領 印モディ首相と首脳会談 ウクライナ情勢めぐり「インドの尽力に感謝」両国の関係発展で一致
  9. 航空会社間でダイヤ調整や減便可能との見解示す 国交省 国内航空路線維持へ有識者会議
  10. 2025年を象徴する“行動者”たちが集結! 「Public of The Year 2025」授賞式レポート
  1. 勾留中の被告(54)が7階窓から逃走…逃げた状況が明らかに その後、静岡・三島市内で確保 伊豆の国市の病院で警察官監視のなか
  2. 千葉・成田市の東関東自動車道で大型トラックにひかれ女性(62)死亡 乗用車を路肩に停車後ひかれたか 千葉県警
  3. “交通系IC”の新決済サービス「teppay」、コード決済戦国時代にSuicaとPASMOの巻き返しなるか!?【ひるおび】
  4. トランプ氏 が“地上攻撃”を示唆…「ベネズエラが麻薬密輸」 背景に“中国の影”も、米国の“攻撃”現実性は?【news23】
  5. フリーアナウンサーの女性をSNSで脅迫した疑い 女(30代)を書類送検 写真集の上に包丁を置いた写真など投稿 警視庁
  6. ネギの頭は3本・4本どっちがおいしい?プロはここを見る!白菜・大根 冬野菜の目利き術【ひるおび】
  7. 【速報】川崎市のリサイクル工場で火事 現在も延焼中 逃げ遅れなし
  8. トヨタが新型スーパーカーなどを発表 フラッグシップスポーツカー3台の世界同時発表会
  9. 鈴木農水大臣「おこめ券」に使用期限設定と正式表明 物価高対策として速やかに活用してもらうため “来年9月末まで”の見通し
  10. 【速報】インフルエンザ感染者数 「44.99人」今シーズン初の減少も全国で「警報」基準を超える 厚生労働省
  11. 結婚相談所ツヴァイがフリーランス法違反 公正取引委員会が勧告 業務委託した婚活パーティ司会者ら134人に報酬額や業務内容を明示せず
  12. “ジャングル潜伏28年”「恥ずかしながら…」残留日本兵・横井庄一さん“潜伏続けた理由”とは「お母さんに…」【戦後80年つなぐ、つながる】