![【鈴木おさむ】SMAPに「ありがとう」 妻・大島美幸にも感謝 放送作家からきょう引退](/assets/out/images/jnn/1085974.jpg)
きょう3月31日で、放送作家・脚本家を引退する鈴木おさむさんが、小説「もう明日が待っている」の発売を記念し、引退当日に会見を行いました。
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タイトルの「もう明日が待っている」は、SMAPのヒット曲「夜空ノムコウ」の歌詞の一部で、いわば「小説SMAP」と言える一冊。
一番伝えたかったことについて、鈴木さんは“番組(「SMAP×SMAP」)の終わり方が、見てる人も含めてモヤモヤしたまま終わってる人が多かったので、自分としては「。」を付けたいということがあって、「。」を付けることによって安心する人もいるんじゃないかなというのもある。今の20代は番組のことをあまり知らない人も多いと思うんですけど、SMAPってこんなんだったのって、その凄さを今のうちに記しておきたい。それが僕の役目なのかなと思いました“と熱弁。
放送作家を辞めるからこそ書けた作品と語り、“謝罪放送や一連のこと、やはり自分が放送作家をやりながらだと忖度したり、いろんなことを気遣って振り切って書けなかったと思うんです。辞めるからこそ、思い残すことなく世の中に伝えたいことを小説として書きました“と話しました。
SMAPのメンバーとは小説について特に話していないそうで“怖いですね。もし遠くで(メンバーを)見たら、隠れちゃうかも“と笑いつつ、“彼らは全てにおいてプロフェッショナルである部分を伝えたかったので、これで暴露したいとかは全然ないんです“と暴露本ではないことを強調しました。
本作は発行部数15万部、発売即重版となっており、最近ではドラマもヒットさせたばかりの鈴木さん。
“まだ辞めなくてもいいのでは?“の声には“自分が世に出したものが当たった状態で辞められるのは最高だなと。これでヒットしてなければ、辞めるべくして辞める普通のおじさんになっちゃうんで。「アイツまだ当てられるな」という内に辞められるのは、最高の幸せなんじゃないかなと思います“と、清々しい表情を見せました。
さらに、SMAPのメンバーに対する気持ちを聞かれると“本当にありがとうの一言“と感謝。
そして、妻の大島美幸さんからは“「この1週間で老けた」と言われた“と明かして苦笑い。
続けて“でも、この仕事を辞めるって(大島さんに)言ったとき、最初のリアクションが「遅っ」だったので。妻が「もうここからは自分のために時間を使った方が良いよ」って言ってくれたのが、背中を押してくれてて。本当に感謝してます。僕の生き方を肯定してくれることが本当にうれしいですね“と、笑顔で感謝していました。
放送作家として最後の日を迎えた心境については“寂しさや後悔は全然なくて。やり切った感覚しかない“と未練は全くない様子。
次の仕事の内容は4月以降に発表したいとし“とりあえず「元放送作家」というしかなくて、肩書きは「普通のおじさん」なんですけど、肩書を探す旅に出たいと思います“と、最後まで報道陣を笑わせていました。
【担当:芸能情報ステーション】