【西武】ドラ1武内夏暉が球団新人10人目の初登板&初勝利!昨季パ・リーグ王者の強力打線封じる堂々のデビュー

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2024-04-03 21:04
【西武】ドラ1武内夏暉が球団新人10人目の初登板&初勝利!昨季パ・リーグ王者の強力打線封じる堂々のデビュー

■プロ野球 西武 3-0 オリックス(3日・ベルーナドーム)

西武はオリックスに完封勝利。先発はプロデビュー戦となるドラフト1位ルーキー・武内夏暉(22)。オリックスの先発・山下舜平大(21)とは同じ福岡県出身の同郷対決となった。武内はオープン戦で2試合9イニングに登板し、防御率2.00と安定した内容を披露し開幕ローテ入り。試合前には「徐々に高ぶっています。9時間たっぷり寝ました」と気合いを見せた。初回、2番・西川龍馬(29)に四球を与え、走者を背負う展開も3番・杉本裕太郎(32)を三振に奪うなど上々の立ち上がり。4回にはオリックスのクリーンアップ打線を三者連続三振に仕留めるなど7回1安打7奪三振無失点と堂々のピッチングを披露。打線は1回にアギラー(33)の適時打で先制すると6回にも1点を加え、8回には炭谷銀仁朗(36)の適時打で3点のリード。武内はこの試合で2022年シーズン、佐藤隼輔(24)のデビュー戦以来10人目となる球団新人の初登板、初勝利を飾った。また、今季の新人の中では12球団一番乗りの先発初勝利となった。

1回、武内はオリックスの先頭・福田周平(31)をツーシームで二ゴロに打ち取るも2番・西川龍馬(29)に四球を与えた。しかし3番・杉本裕太郎(32)には149㎞のストレートでプロ初三振。2死一塁で迎えた4番・森友哉(28)は2球で2ストライクと追い込むと、最後は二ゴロに打ち取った。

その裏、オリックス・山下に対し、先頭の金子侑司(33)、コルデロ(29)が二者連続で三振に倒れた。2死から3番・外崎修汰(31)は四球を選び、出塁すると盗塁を決め1打先制のチャンスを作った。迎えた4番・アギラーが山下の投じた155㎞のストレートをセンターに弾き返し二塁走者の外崎は先制の本塁を踏んだ。

味方から1点の援護をもらった武内の2イニング目。オリックスの5番・頓宮裕真(27)を右飛、6番・ゴンザレス(35)を遊ゴロに打ち取ると、7番・紅林弘太郎(22)も同じく遊ゴロに。球威のあるストレートで押し込み三者凡退に抑えた。

3回、武内はこの回の先頭、8番・宗佑磨(27)を遊飛、9番・廣岡大志(26)を右飛に打ち取り2死を奪うと、オリックス打線は2巡目を迎え、1番・福田。投じた3球目をセンターに運ばれ、初被安打を許した。しかし、落ち着きを見せ続く2番・西川を投ゴロに。無失点に抑えた。

4回にはオリックスのクリーンアップ、3番・杉本、4番・森、さらに5番・頓宮を三者連続の空振り三振に。昨季パ・リーグ王者に輝いた強力打線を封じた。

打線は6回裏、4番・アギラーから三者連続の四球を選び、無死満塁のチャンス。ここでオリックスは2番手・井口和朋(30)がマウンドに上がった。井口が投じた初球を7番・西川愛也(24)は遊ゴロに。その間に三塁走者のアギラーが本塁に生還し、貴重な追加点を加えた。

武内はその後も好投を続け、7回1安打無失点7奪三振。2番手・甲斐野央(27)のマウンドを繋いだ。甲斐野は8回、走者を背負うも無失点で切り抜ける投球。

8回裏にはアギラーが中安打で起点を作ると2死二、三塁から炭谷が遊撃への適時打を放ち、3点目を奪った。

3点のリードで迎えた最終回、アブレイユ(28)がマウンドに上がると無失点に抑え完封リレーで試合終了。

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