東北新幹線のレール上の油漏れ　原因はエンジンと連動する機械の部品脱落で内部から損傷か　今月2日に長時間運転見合わせ

今月2日、東北新幹線のレールに油が漏れ、運転を見合わせたトラブルで、JR東日本は油漏れの原因はエンジンと連動して動く機械が壊れたためだと明らかにしました。

今月2日の午前5時すぎ、東北新幹線の福島駅と白石蔵王駅の間の下りで、線路などの安全確認を行っていた車両から約16キロにわたって油が漏れました。

この影響で東北新幹線は東京駅から仙台駅の間で運転を見合わせ、全線再開には5時間半ほどかかったほか、秋田新幹線、山形新幹線も一部区間で運転を見合わせたため、およそ4万3000人に影響が出ました。

JR東日本は油漏れの原因はエンジンに連動して動く機械のボルトが外れたことで部品が落ち、この部品が機械を内部から傷つけたためだと考えられるとしました。

JR東日本は同じ車両を25台使っていて、現在は使用を中止していますが、あさってまでにボルトの状態を確認し、異常がなければ使用を再開するということです。