河野デジタル大臣 人手不足の解消に“年収の壁の引き上げ”必要性に言及

河野デジタル大臣は企業の人手不足の課題解消に向け、最低賃金の引き上げに伴って、いわゆる「年収の壁」を引き上げる必要性について言及しました。

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河野大臣は6日、神奈川県内にあるフードロス対策や作業の自動化に取り組む企業を視察しました。

企業との意見交換を終えた河野大臣は、働く人の年収が一定の額を超えると手取りが減るいわゆる「年収の壁」によって人手不足が起きる問題について、制度を見直す必要性に言及しました。

河野デジタル大臣
「最低賃金引き上げるんだったら、そこ（年収の壁）も自動的に引き上がっていくような何か仕組みを作らないと、人手不足がより深刻になっていく。平均の賃上げが進めば、その分、自動的にそこ（年収の壁）が是正されるような形というのは必要だと思います」

河野大臣はこのように述べたうえで、「年収の壁」によって人手不足が発生する年末に向け、制度のあり方を「考えていく必要がある」と話しました。