弁護士11人から共済の掛け金名目であわせて2580万円をだまし取ったとして、東京地検特捜部は税理士の男を詐欺の罪で追起訴しました。
詐欺の罪で追起訴されたのは、東京・小平市の税理士、笹沢知夫被告(63)です。
笹沢被告はおととし4月から12月にかけて、税務顧問契約を結んでいた法律事務所などの弁護士11人から共済の掛け金を装ってあわせておよそ2580万円をだまし取った罪に問われています。
特捜部によりますと、笹沢被告は弁護士らに対し、共済を運営する機構に「掛け金を支払う」といううそのメールを送り、笹沢被告の個人口座に金を振り込ませていたということです。特捜部は笹沢被告の認否を明らかにしていません。
笹沢被告はすでに、別の法律事務所の弁護士34人から同様の手口であわせておよそ8700万円をだまし取ったとして詐欺の罪で起訴されています。