■パリオリンピック™ バスケットボール女子 予選リーグ 日本ードイツ(日本時間8月1日、ピエール・モロワ競技場 )
バスケットボール女子日本代表(世界ランキング9位)はドイツ代表(同19位)に64ー75で敗れた。これで日本は2連敗となり、決勝トーナメント進出へ崖っぷちとなった。4日に予選リーグ最後の試合、ベルギー(同6位)との一戦に全てをかける。
日本のスタメンは司令塔に宮崎早織(28)、町田瑠唯(31)、林咲希(29)、髙田真希(34)、赤穂ひまわり(25)の5人。初戦のアメリカ戦を落とし、この試合は何としても勝ちたい日本だが、初戦17得点をあげた山本麻衣(24)が脳震盪のため欠場、試練の中でドイツ戦を迎えた。
第1Q、日本は初先発の赤穂や林の3ポイントで5-2とリード。しかし平均身長で10cm以上高いドイツに4連続得点を許し7-14と逆転される。リバウンドでも苦戦、相手を止めようとファールを犯しフリースローを与え得点を重ねられていく。途中から入った馬瓜ステファニー(25)の3ポイントなどで食らいつき、16-21と5点ビハインドで終える。
第2Q、町田が相手守備を切り裂くドライブで得点、さらに髙田、宮崎、馬瓜エブリン(29)が3ポイントを成功させ31-31の同点に追いつく。しかし、相手も体格を生かしたシュートで対抗、日本は終了直前に町田のパスから髙田がブザービーターを決めて36-42と6点差で前半を終えた。
第3Q、日本は髙田の連続3ポイントで一時同点に追いつくが、勝負所でドイツに3連続得点を許すなど、逆に点差を広げられてしまい、49-59と10点ビハインドで最終第4Qに突入する。
第4Q、宮崎が自ら持ち込んで連続シュート。林も3ポイントを決める。守備でもドイツの攻撃を体を張って食い止め意地を見せる日本。しかし勝負所で反則を犯しフリースローを献上するなど点差を縮めることができず、ドイツに敗れた。
今大会は予選リーグ各組の上位2チームと、3位の上位2チームが決勝トーナメントに進出する。日本は恩塚亨ヘッドコーチ(45)のもと「走り勝つシューター軍団」をコンセプトに掲げ、スピードに乗った攻撃に3ポイント、さらに粘り強いディフェンスを重視したバスケットで臨む。
【パリ五輪日程】※日本時間
7月30日 日本 76-102 アメリカ(同1位)
8月1日 日本 64-75 ドイツ(同19位)
8月4日 日本VSベルギー(同6位)
8月7日 準々決勝
8月10日 準決勝
8月11日 決勝、3位決定戦