■プロ野球 ヤクルト 3-4 阪神(6日・神宮)
ヤクルトは阪神に2試合連続で逆転を許し黒星。前日の第1戦目でも延長10回の末、大逆転負けを喫し3連敗。この試合は序盤の3回、1死満塁の好機から5番・サンタナ(31)の適時打、6番・長岡秀樹(22)の右犠飛で2点を先制。しかし4回、近本光司(29)の第2号ソロ本塁打などで同点に追いつかれ、試合は振り出しに。さらに7回、6番・佐藤輝明(25)に第2号2ラン本塁打を放たれ、勝ち越しを許した。直後の7回裏に1点を返すも届かず。先発・吉村貢司郎(26)は7回途中を投げ、6安打4失点。
1回、先発・吉村は阪神の先頭・近本をカットボールで空振り三振に。2番・中野拓夢(27)と3番・森下翔太(23)を中飛に打ち取り三者凡退で抑えた。
その裏、ヤクルトは阪神の先発・大竹耕太郎(28)に対し、先頭・塩見泰隆(30)は遊飛、2番・青木宣親(42)は遊ゴロと打ち取られるも3番・オスナ(31)がセンターを抜ける二塁打を放ち一打先制のチャンスを迎えた。続く村上宗隆(24)は四球を選び一、二塁とすると5番・サンタナ(31)は3球三振に終わり、先制の本塁は踏めず。
3回裏、ヤクルトは1死から2番・青木が四球で出塁すると3番・オスナが右安打で繋ぎ、続く4番・村上も右安打を放つと1死満塁とした。チャンスで打撃好調の5番・サンタナにレフトへの適時打が飛び出し、先制点を挙げた。さらに6番・長岡は右犠飛で1点を追加、2ー0と試合の主導権を握った。
しかし直後の4回表、先頭の近本が吉村のスライダーを捉え、右本塁打に。さらに2番・中野は中安打を放たれ、3番・森下に四球を与えると4番・大山悠輔(29)にストレートを捉えられ同点に。試合は振り出しに戻った。
試合は終盤に入り7回、5番・前川右京(20)が中安打で出塁、続く6番・佐藤が吉村の投じた初球、ストレートを右中間スタンドに。佐藤に2試合連続となる勝ち越し本塁打が飛び出し、4ー2と逆転を許した。
2点を追う7回裏、阪神の2番手・岡留英貴(24)に対し、先頭の宮本丈(29)が四球を選び出塁すると1死一塁から2番・青木が左二塁打を放ち、二、三塁とチャンスを拡大。3番・オスナの遊ゴロの間に三塁走者の宮本が生還。1点差に詰め寄った。なおも2死三塁と一打同点の好機で阪神は3番手・島本浩也(31)がマウンドに上がり、迎えた4番・村上は一ゴロ。惜しくも追いつくことができず。
その後の8回、9回も1点差を埋めることができず、苦しい4連敗となった。