小林製薬の「紅麹」成分を含むサプリメントによる健康被害をめぐって、立憲民主党は健康被害の報告を義務化する法改正の骨子案をとりまとめました。
立憲民主党がまとめた食品衛生法改正の骨子案では、機能性表示食品に限り、国への健康被害の報告を企業に義務付けます。さらに、▼科学的な根拠の確認のほか、▼制度そのもののあり方などを検討するよう求めています。
立憲民主党は、来月中旬に改正案を提出する方針です。
「紅麹」による健康被害をめぐっては、小林製薬が健康被害を把握してからおよそ2か月間報告しなかったことが被害を拡大させたと指摘されています。
現状の機能性表示食品のガイドラインでは、健康被害が広がる恐れがある場合に報告するよう求めていますが、義務化はされていません。
また、消費者庁の緊急点検で健康被害があったと報告した22の企業はいずれも「報告は不要と判断」と回答、これまで報告していませんでした。
