人間もご褒美で頑張れる場合があるように、実は猫にとってもご褒美は特別な意味があるようです。そこで今回は、愛猫のテンションがあがる「究極のご褒美」について、上手な活用方法とともに解説します。
愛猫のテンションがあがる「究極のご褒美」
ご褒美があると、モチベーションが上がったり嬉しくなったりする感覚は、どうやら人間だけのものではないようで、猫にとってもご褒美はポジティブな反応を示すもののようです。
それならば、猫が喜ぶ「究極のご褒美」を上手に活用して、愛猫との信頼関係をさらに強くしたりしつけ等にも役立てたいですよね。
そこで今回は、猫のテンションがあがる「究極のご褒美」について解説します。合わせて、効果的な使い道も紹介しますので、愛猫との生活に役立ててみてください。
1.おやつ
万人受けならぬ、万猫受けが期待できるご褒美の最たるものは「おやつ」です。好きなおやつを目の前にすると、どんな猫でも表情が変わりますよね。
猫用のおやつは、タイプを問わず『一般食』の記載があるものは嗜好性が高く、美味しい味に仕上げられています。ただし残念ながら、これだけでは、猫にとって必須の栄養素を網羅することができません。そのため、あくまでも間食の位置づけになるのです。
おやつの活用方法としては、愛猫の嫌な体験の思い出やトラウマを打ち消すことを目的として活用すると効果的でしょう。例えば、通院後やお手入れの後、留守番後のコミュニケーションなど、愛猫が嫌いなことを頑張ったことに対する評価として与えてみてください。
2.おもちゃ
猫は生粋のハンターなので、本能的に遊び好きな動物です。特に子猫の頃は好奇心旺盛で、活発な子が多いでしょう。そんな猫にとって、「おもちゃ」も「究極のご褒美」に値します。
留守番を頑張った愛猫に対するご褒美としてはもちろんのこと、これから頑張る愛猫にエールを送る意味でおもちゃを与えてみてはいかがでしょうか。
楽しく遊ぶスキルが身につくことで、自ずと室内のイタズラや、家具での爪とぎ頻度が減少します。もちろん飼い主さんとのコミュニケーションツールにもなりますので、ぜひおもちゃで積極的に遊んであげましょう。
3.スキンシップ
構いすぎにならなければ、飼い主さんとの「スキンシップ」も猫にとっては「究極のご褒美」になります。
一日のうちの数分間だけでも構わないので、愛猫を撫でて褒め言葉をかけるようにしてみてください。
ちなみに、猫を撫でることで人間の脳内でオキシトシンが分泌されますが、これが安心感や癒しにつながります。この感覚は猫も同様で、猫の脳内でもオキシトシンが生成されます。
また、スキンシップは猫の健康チェックとしても役立つ手段です。頭からお尻まで撫でる習慣を作り、撫でられて痛がる箇所がないか、細かく確認してみると良いでしょう。
4.特別なご飯(主にウェットフード)
猫も、常に同じ食事ばかりではマンネリに感じてしまいます。これまで食べていたフードに喜びを感じなくなった時や、何となく元気がない時は「ウェットフード」を活用してみてください。
猫はウェットフードを食べることで水分補給にもなるので、腎臓病や尿路結石などの予防としても役立つでしょう。
尚、キャットフードを変更しても食いつきが悪い場合は、体調不良を疑ってください。気になる症状があれば、必ずかかりつけの獣医さんに相談してくださいね。
もちろん記念日を祝う意味で、特別感のあるご飯を登場させても良いでしょう。愛猫への感謝の気持ちや愛情は、飼い主さんの声色や雰囲気によって伝わります。
まとめ
今回は、愛猫のテンションがあがる「究極のご褒美」について解説しました。
猫にとっての「究極のご褒美」として有効なのは、やはり何といっても食べ物関連でしょう。おやつはもちろんのこと、普段とは異なる特別なご飯やトッピングも歓迎されるでしょう。
とはいえ、肥満なってしまっては元も子もありませんので、当然ですが与え過ぎには要注意です。
ご褒美は、愛猫から「頑張ろう」「(飼い主さんが喜ぶ行動を)継続しよう」を引き出すツールです。賢く効果的な使い道を意識しながら、上手に使いこなしてください。
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