“女性問題”を理由に突如、辞職願を提出した自民党の宮沢博行衆院議員。24日に離党しましたが、野党は国会で総理を追及しました。また、政治資金規正法の改正をめぐっても、与党が議員の監督責任強化で大筋一致する中、「なんちゃって改革だ」との批判も上がっています。
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パパ活などの“女性問題”「記憶にございます」宮沢議員が離党
自民・安倍派 宮沢博行衆院議員
「(Q.パパ活などの女性問題は何かしらの記憶にあるのか)はい、大変申し訳ございません。記憶にございます」
23日、議員辞職願を提出した自民党・安倍派の宮沢博行衆院議員。辞職理由にあげた「女性問題」については、詳細な説明を行いませんでした。
24日の国会では、宮沢議員の説明責任について、野党が岸田総理を追及しました。
立憲 蓮舫参院議員
「(文春オンラインが)宮沢さんは2021年、コロナ緊急事態宣言下に妻以外の女性と金銭的援助を伴う同居生活を送っていたと配信しています。事実ですか」
岸田文雄総理
「報道等が流れているということは承知をしておりますが、本人からは一身上の都合で辞職したいということで辞職の連絡が党にありました」
立憲 蓮舫参院議員
「(自民党が)きちんと処分して説明させてから辞職をさせればいかがですか」
岸田文雄総理
「政治家として説明責任を果たすことは重要である、これは御指摘の通りだと思います」
かつて、裏金事件を巡り、派閥からの“口止め”を暴露した宮沢議員。
宮沢博行衆院議員(2023年12月13日)
「喋るな、喋るな、これですよ」
24日、自民党に離党届を提出して、受理されました。
野党「なんちゃって改革」と批判 政治資金規正法改正めぐり
そして、“政治とカネ”を巡っても、24日に動きが…
自民党と公明党は実務者協議を実施。政治資金規正法の改正について、収支報告書を確認したことを示す書類の作成を義務付けるなど、国会議員の会計責任者への監督責任を強める方針で大筋一致しました。
これに対して野党は会計責任者が処罰された場合のみ、議員本人が罰則の対象になる点などを問題視していて、実効性のない“なんちゃって改革”だなどと批判を強めています。