ウクライナ南部オデーサでロシア軍による攻撃があり、5人が死亡しました。
上部から火があがる城のような建物。ウクライナ南部オデーサ州の当局者は29日、ロシア軍による弾道ミサイルを使った攻撃があったと発表しました。
これまでに5人が死亡、23人がけがをして病院で治療を受けているとしています。
AP通信などによりますと、燃えた建物は地元の人々から「ハリー・ポッター城」と呼ばれ親しまれている教育施設で、中にいた人も死傷しました。
また、当時、外出していた人も多かったということですが、警報が出たのが攻撃のたった数分前で、シェルターに逃げ込むための時間が十分ではなかったとしています。
この攻撃についてコスチン検事総長は30日、殺傷能力の高いクラスター弾が使用されたと発表。「ロシアはできるだけ多くの市民を殺害しようとした」と非難しました。
また、けが人は増加し、30人以上に、そのうち5人は非常に深刻な状態だと明らかにしています。
さらにこの日にも、北東部ハルキウ州に攻撃があり、1人が死亡したということです。