【シンガポール2024年4月29日PR Newswire】フィリピンの大手消費者金融で後払い決済アプリ(BNPL)のBillEaseは25日、Saison International Pte. Ltd.のオフショア融資部門Saison Investment Management Private Limited(SIMPL)からの500万米ドルの投資を発表しました。Saison Internationalは、日本最大級の金融複合企業であるクレディセゾンの国際本部です。この最新の資金調達ラウンドにより、BillEaseの現在のHelicap主導信用枠は2000万米ドルから4000万米ドルに拡大します。これにはすでにHelicap Income Opportunities Fund、複数の機関信用投資家、富裕層などさまざまな投資家の参加が含まれていました。
「BillEaseへの当社の投資は、現時点でフィリピンの信用部門の成長に対する当社の唯一の投資であり、世界中の市場でサービスが不十分な部分に金融ソリューションを提供する当社の取り組みの一環です。デジタル化が急速に進む大人口のフィリピンは、COVID後のアジアで最速成長国の一つとして台頭しています。これを背景に、当社は市場での存在感を高め、フィリピンのデジタル金融エコシステムの拡大で触媒的な役割を果たし、個人や家庭にとってのより大きな経済的機会を開きたいと考えています」とSaison Internationalの森航介最高経営責任者(CEO)は語りました。
「私たちは、BillEaseが経験している成長の軌跡と、純粋なBNPLプラットフォームを超えて包括的なモバイルライフスタイルアプリになる革新的な手法に感銘を受けています。国内では人口の65%が銀行口座を持たず、取引の80%以上が依然として現金で支払われており、Helicapを通じたBillEaseとの提携は、顧客の大部分の信用履歴を構築することで金融包摂を推進し、フィリピン人口のより広範な層への重要な影響を生み出しています」とSIMPLのトップであるClaudia Rojas氏は述べました。
個人融資、電子ウォレットやプリペイドの補充、ゲームクレジット、請求書の支払い、BNPLソリューションを提供するBillEaseは、2023年に黒字化を達成しました。同社の収益は前年比で2倍になり、80万人以上の顧客にサービスを提供し、フィリピンの従来の銀行を上回る47%という驚異的な自己資本利益率をもたらしました。
シンガポールに本拠を置くフィンテック企業HelicapのDavid Z Wang共同創業者は、「SIMPLをBillEaseへの投資家として迎えられることに興奮しています」「同社の投資は、フィリピンの金融包摂を推進し、サービスが不十分な地域社会を向上させるBillEaseの巨大な潜在力を際立たせます。この追加資本により、BillEaseは成長を加速し、全国のさらに多くの顧客に手頃な価格の金融サービスを提供することができます。この提携は、技術を活用して経済機会を生み出す私たちの共通のビジョンを体現しています」と述べました。
BillEaseのGarret Go最高財務責任者(CFO)は「SIMPLからのこの投資は、BillEaseの使命と将来の成長潜在力に対する巨大な信任投票です。当社は収益性を達成し、収益を倍増させた年を終えて、消費者ローン提供を拡大し、フィリピン全土で手頃な価格の金融サービスへのアクセスを広げる上で非常に有利な立場にあります」と述べました。
信用枠拡大による追加の2000万米ドルの資金により、BillEaseはローンポートフォリオを急速に拡大し、100万人を超えるユーザーのニーズに合わせた信用商品を発売できるようになります。