一般社団法人 日本損害保険協会(会長:新納啓介)は、2023年度に発生した自然災害により支払われた損害保険の件数と金額をまとめました。
概要
2023年度に発生した風水災等による損害保険の支払件数と支払保険金は以下の通りです。令和5年梅雨前線による大雨及び台風第2号(2023年6月1日~3日)
支払件数(件)
- 車両保険(商品車含む):11,870件
- 火災保険:18,185件
- 新種保険(傷害保険含む):1,497件
合計:31,552件
支払保険金(千円)
- 車両保険(商品車含む):13,773,515千円
- 火災保険:25,477,790千円
- 新種保険(傷害保険含む):3,914,131千円
合計:43,165,436千円
令和5年7月7日からの大雨
支払件数(件)
- 車両保険(商品車含む):7,844件
- 火災保険:18,098件
- 新種保険(傷害保険含む):1,201件
合計:27,143件
支払保険金(千円)
- 車両保険(商品車含む):10,207,458千円
- 火災保険:39,441,761千円
- 新種保険(傷害保険含む):2,607,306千円
合計:52,256,525千円
被災者への注意喚起
災害後には、保険金請求を代行すると称する業者や、保険会社を装った詐欺が増加することが懸念されます。例えば、保険会社の者を装い、電話で損害状況を聞き出した上で「調査費用がかかるが、保険金が確実に支払われる」といった勧誘を行い、訪問して調査費用を請求するケースがあります。保険会社では、お客様に調査費用を請求することはありません。このような勧誘があっても、すぐに契約せず、まずはご加入先の損害保険会社または代理店に相談するよう呼びかけています。トラブル防止のための情報
詳細については、日本損害保険協会のホームページ「住宅の修理などに関するトラブルにご注意」をご参照ください。https://www.sonpo.or.jp/news/caution/syuri.html
被災者の皆様にとって、速やかな復旧と安全をお祈り申し上げます。