5月17日は「大谷翔平の日」に!「すごく特別な瞬間です」成績もナ・リーグトップの8冠と絶好調【Nスタ解説】

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2024-05-20 19:54
5月17日は「大谷翔平の日」に!「すごく特別な瞬間です」成績もナ・リーグトップの8冠と絶好調【Nスタ解説】

大谷翔平選手が移籍後初となるサヨナラヒットをはなつなど、絶好調の大谷選手についてお伝えします。

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「“すごい”しか表現できない」 各部門でナ・リーグトップ 8冠も

良原安美キャスター:
日本時間5月20日に行われた、ドジャース対レッズの試合は烈戦でした。4打数、2安打、1打点で、大谷選手は移籍後初のサヨナラヒットを放ちました。試合は3対2で、ドジャースの勝利で終わりました。

チームメイトから喜びの水をかけられるシーンもあり、観客も総立ちでした。

ドジャース ロバーツ 監督
「素晴らしかったよ。本当にうまく打った。彼はすごいヒットを何本も打ってきたと思うけど、ホームでの最初のサヨナラには興奮したよ」

大谷選手は絶好調で、各部門でナ・リーグトップとなっています。わずか1日だけ首位打者から外れてしまったのですが、日本時間の20日に奪還しました。

打率は3割5分3厘です。その他にも、本塁打、安打、長打、塁打、長打率、OPS(出塁率+長打率)、ISO(長打率-打率)など、8冠となっています。

さらにチームとしても好調です。ドジャースがナ・リーグ西地区で首位で、独走状態が続いています。

ホラン千秋キャスター:
8つの部門でトップに立つというのは、すごい偉業を達成し続けていますね。

田中ウルヴェ京さん:
最近は、(大谷選手に対して)「すごい」しか表現できない、本当にすごいことですよね。

井上貴博キャスター:
最近は野球界のピッチャーのレベルがすごく上がっているので、俗に言う“ホームランバッター”というパワーの方と、イチローさんのように率を残す方が二極化していると思います。両立はできない時代だと言われています。

実際にホームランのランキングを見ると、上位の選手のほとんどが打率2割くらいです。その中で大谷選手はミート力も兼ね備えて、3割5分で打って首位打者です。今、3冠王に一番近いのは間違いなく、大谷選手だと言われています。

打率とホームラン数を両立できる選手は、もう人類史上にあまり現れないだろうと言われている中での、大谷選手の活躍です。

田中ウルヴェ京さん:
3冠王は、すごいらしいですね。しかも忘れてならないのは、ピッチャーでいらっしゃいますよね。

5月17日を「大谷翔平の日」に制定 なぜこの日?

良原キャスター:
ロサンゼルス市議会が5月17日を「大谷翔平の日」に制定しました。

市議会は「プレーだけでなく、その人柄も愛され、世界中の人々から尊敬されている」と、理由についてあげています。

なぜ5月17日なのかというと、5月は、アジア・太平洋諸島系アメリカ人の文化遺産継承月間です。アジア系アメリカ人などの業績を称える月だと言います。

そして17は、大谷選手の背番号なので、5月17日となったそうです。

大谷選手がドジャースに所属している期間は、「大谷翔平選手の日」になります。祝日ではないということです。

この制定には大谷選手自身も喜びの声です。

ドジャース 大谷翔平選手
「今日この日を迎えられたことを、私自身凄く嬉しいです。私自身にとって、すごく特別な瞬間です」

さらに、5月17日(日本時間の18日)に自身を祝うかのように、13号ホームランを放ちました。

ドジャース対レッズの試合で、7対3でドジャースの勝利となっています。

井上キャスター:
こういう日に打つのがスーパースターだなと思います。「こういうときに打てればいいな」と思いますが、そんな打てるものじゃないですから。

ホランキャスター:
WBCのときも、最後にトラウト選手と対戦になったり、こういう日にホームランを打てたり、引きがすごく強いのも、運命を自分の方向に引き寄せる力は、磨けるものではないですね。

ずっと積んでいる徳みたいなもので、運命がそうさせてくれているのかもしれないですね。

田中ウルヴェ京さん:
運命が自分につくと、確実に思っていらっしゃると思います。

その根拠は日々の努力で、誰にも見せていないところでの自分の行いだと、おそらくわかっていらっしゃると思うので、それはすごく大事ですよね。

「移籍後、短期間で制定されるのは、かなり異例」

良原キャスター:
この日の制定についてです。

カリフォルニア州居住歴40年以上 鈴木淳司 弁護士
「ロサンゼルス市では、これまでNBAのコービー・ブライアントの日が制定されているが、移籍後、短期間で大谷選手が記念日に制定されるのは、かなり異例」

井上キャスター:
アメリカはアジア系のヘイトクライムなど、人種差別は根深いと言われていますが、それでも外国人がわが国(アメリカ)で活躍してくれるときに記念日を制定するのは、アメリカらしいというか、懐の深さも同時に感じました。

田中ウルヴェ京さん:
やはり大谷さんは、グローバルに人間の魅力をわからせてもらえるところがすごいと思います。チャーミングです。

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<プロフィール>

田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士) 五輪メダリスト 慶応義塾大学特任准教授
アスリートの学び場「iMiA(イミア)」主宰

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