猛暑被害の軽減に向け、気象情報をもとに熱中症について学ぶ「健康気象アドバイザー認定講座」の受講生の募集を開始

開催背景

過去に例のない危険な暑さが予想される際に、環境省が発表する「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始されました。地球温暖化に伴い猛暑のリスクは世界規模で拡大しており、2020年から運用されている「熱中症警戒アラート」の発表回数も増加しています。今年、政府は更なる熱中症リスクの上昇に備え、「特別警戒アラート」を新設しました。

熱中症は「環境」、「からだ」、「行動」の3つの要因が絡み合って引き起こされます。NPO法人バイオクリマ研究会は、これらの要因に関する正確な知識と適切な対処法を持つ人材の育成を推進しています。

健康気象アドバイザー認定講座の概要

「健康気象アドバイザー」とは、気象情報をもとに健康のアドバイスをするスペシャリストです。本講座を受講し、規定の試験に合格することで認定資格を得られます。資格取得者は日常生活の中で、高齢者や乳幼児、持病を持つ方などに対して、健康管理の方法や快適性の向上、夏季の熱中症予防に役立つ正しい知識を提供できます。

講座の詳細

名称: 第17期健康気象アドバイザー認定講座
主催: NPO法人バイオクリマ研究会
後援: 日本生気象学会
協賛: いであ株式会社
開催: オンデマンド配信（専用テキスト＆講義PDF資料あり）
配信期間: 2024年5月7日（火）12:00～8月7日（水）12:00
申込期限: 2024年7月7日（日）

受講料（全15講座一括申込のみ受付・消費税込）

- 一般: 50,000円
- 学生: 25,000円
- 健康気象アドバイザー既認定者: 25,000円
- 法人一括（5名以上）: 1名あたり40,000円
- 当研究会会員・賛助会員: 40,000円

受講申し込み方法

お申し込みは以下のURLよりお願いいたします。
- URL: https://bio-clima-seminar2024.peatix.com

講座修了後の活躍のフィールド

健康気象アドバイザーとして、医療・介護・スポーツ・メディアなど様々な分野で活躍できます。これまでに490名以上の方が資格を取得し、専門家として活動中です。

講座カリキュラム詳細

1. バイオクリマ概論A（気候・地理）: 加賀美 雅弘（東京学芸大学 教授）
2. バイオクリマ概論B（生理・生活）: 柴藤 治（島根大学 名誉教授）
3. 入浴概論: 早坂 信哉（東京都市大学 教授）
4. 循環器疾患: 福永 篤志（公立福生病院 医師／気象予報士）
5. 気象と花粉症との関係: 南 利幸（株式会社南気象予報士事務所 代表取締役）
6. 天気痛: 櫻井 博紀（常葉大学 教授）
7. 気象と住まい: 松原 斎樹（京都府立大学 特任教授）
8. 衣服と気候: 田村 照子（文化学園大学 名誉教授）
9. スキンケアと季節の過ごし方: 岡田 ルリ子（聖カタリナ大学 教授）
10. 気候変動と健康: 山口 隆子（法政大学 教授）
11. 日本の気候と薬膳: 石田 よしみ（国際中医薬膳師／気象予報士）
12. 気象と感染症: 橋爪 真弘（東京大学大学院 教授）
13. 熱中症: 寄本 明（滋賀県立大学 名誉教授）
14. 環境と運動: 田中 英登（松山大学 特任教授）
15. 気象と食品市場動向: 常盤 勝美（株式会社True Data 流通気象コンサルタント）

NPO法人バイオクリマ研究会 概要

NPO法人バイオクリマ研究会は、気象・気候及び環境に関する講演会や講習会、調査・研究及び情報に関する事業、健康気象アドバイザーの育成・養成及び資格認定に関する事業を行い、健康の増進と環境の保全を図り、広く公益に寄与することを目的としています。

WEBサイト: https://www.bio-clima.net/