救急搬送を行う際にマイナ保険証を使って患者の通院歴や薬の処方歴を確認する実証実験が始まりました。
【動画】マイナ保険証で救急搬送 通院歴や薬の処方歴を確認 神奈川・平塚市で実証実験はじまる
「カードを差し込みます」
救急車の車内で救急隊員がマイナンバーカードをカードリーダーに差し込みます。
神奈川県の平塚市消防本部できょう始まったのは、救急搬送の際にマイナ保険証を利用する実証実験です。原則として患者の同意を得たうえで、マイナ保険証によってシステム上で通院歴や薬の処方歴を確認します。
救急搬送される患者からは口頭での聞き取りが難しいケースもあり、このシステムで患者の正確な情報を得て、適切な病院に迅速に搬送できることが期待されています。
平塚市消防本部 消防救急課 松田一紀 課長
「(マイナンバーカードを)持ち歩いてる方というのは、まだまだ少ない。いざという時のために持っていただくように広報していきたい」
総務省消防庁は、この実証実験を全国67の消防本部で順次始める予定です。