髙橋藍「すべての事が成長して帰って来れた」 “ネーションズリーグの決勝に行く事がパリ五輪の結果にも繋がる” イタリア帰りの若きエースが独占告白

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-05-23 22:42
髙橋藍「すべての事が成長して帰って来れた」 “ネーションズリーグの決勝に行く事がパリ五輪の結果にも繋がる” イタリア帰りの若きエースが独占告白

3年間過ごしたイタリアから帰国した髙橋藍(22)に独占インタビューした。ネーションズリーグを戦う男子日本代表には6月4日より福岡・北九州市で行われる第2週からの参戦を予定している。

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髙橋は日本体育大学在学中の21年にバレーボールの最高峰、イタリアリーグセリエAのパッラヴォーロ・パドヴァに入団。23年からはヴェロ・バレー・モンツァに移籍し、今季は攻守にわたるプレーでチームをプレーオフ準優勝に導いた。3年間過ごしたイタリアから帰国した髙橋の決意を聞いた。

すべての事が成長して帰って来れた

Q.日本に帰ってきた心境は
髙橋藍:

お寿司食べに行きました。あと結構焼肉行ってます…まずは人としてすごい成長したなというか、考え方もすごい広がりました。やっぱり日本に戻ってくる度にすごい自信を持って帰って来れている。その中で、代表でプレーする中でも、すごいなんか、“成長感じながらプレーをしているなって”所をすごく感じるので、やっぱり、人としてもバレーボーラーとしてもすごい、すべての事が成長して帰ってこれたんだなってのは思いますね。

日本代表を強くするためにバレーボール世界最高峰のリーグ“イタリア・セリエA”を武者修行の場として選んでいた髙橋は「キャプテンの石川選手や西田選手という2人の軸のアタッカーがいてそこにもう一つ軸があればより一層日本代表として強くなると思いますし…軸になれる選手になるためにもこのイタリアの今おかれている立場っていうのがすごくつながるんじゃないかなって思います」と、以前よりその目的を語っていた。

“高さ”の部分がすごい上がった

トップ選手の中で、世界のバレーを叩き込まれた高橋はフィジカルの強化を加え、さらなる進化をもとめた3シーズン目の手応えを聞いた。

Q.行く前と変わった所は
髙橋:

まずは、もちろんフィジカルもそうですけど、すごい“高さ”って所がすごい変わったのかなというのがある。もちろんフィジカルが上がってジャンプ力であったり、スパイクのパワーが増した所もそうですけど、常に2mを超える選手を相手にスパイクを打ってたり、レシーブをしてたりするので、やっぱり、その“高さ”にまずは慣れてきた所とその“高さ”に対して常に打ってきた所で、やっぱり、それにどうにか対応しようと、それで得点を決めていこうという所ですごい“高さ”を常に求めるようになった。シーズン通してすごいそれを常にやってるので、“高さ”の部分がすごい上がったなって思いますね。

自分よりもはるかに背の高い選手にも劣らない“高さ”とパワーを実感した髙橋は、セリエA日本人21年ぶりの決勝の舞台で14得点を決める活躍を見せた。日本人選手として加藤陽一氏以来21年ぶりのセリエA制覇はならなかったが、プレーオフ準優勝に貢献した。次は、日本代表でその力を発揮する。

ネーションズリーグの決勝に行く事がパリ五輪の結果にも繋がる

Q.オリンピックの前に行われる今回のネーションズリーグに向けて
髙橋:

もう自分の中では、正直オリンピックよりもまずは重要かなっていうのは思っていて。去年、ネーションズリーグ3位を獲ったんですけど、やっぱりベスト4で3位決定戦、3位を獲る景色はすごいイメージを持ってて、自分たちがそこに立っているイメージがあるんですけど…でも準決勝から勝って決勝に行くっていう…まだイメージを自分たちが持ててない所がオリンピックでやっぱりメダルを取る、金メダル目標って所で、まだそこを僕は言いづらいと思ってて。やっぱりそこを経験“する”“しない”かで、やっぱりオリンピックでの決勝の舞台に行ってるイメージを持てると思うので、このネーションズリーグでやっぱ、必ず決勝に行くっていう所がその先のオリンピックの結果に繋がると思うので、やっぱりここで決勝に行くイメージを持って、持つ経験をする事が、このネーションズリーグで一番大事かなと思いますね。

オリンピック52年ぶりのメダルへ

オリンピック52年ぶりのメダルへ。パリでのイメージも出来上がっている。

髙橋:
観光スポットとか行きたいかなって思って…エッフェル塔とか。(試合)終わったら、もうメダルを持っていきたいですね。

髙橋藍(たかはし・らん)

01年9月2日生まれ22歳、京都府京都市出身、東山高~日本体育大学
21年日本代表最年少(当時19歳)で東京五輪に出場し、29年ぶりのベスト8に貢献。22年12月からはイタリアに単身武者修行へ(セリエA、パッラヴォーロ・パドヴァに。23年ミント・ヴェロバレー・モンツァに移籍)。23年のネーションズリーグでは高いジャンプ力を武器にエースの石川祐希に次ぐ、チーム2位の得点をマークし、世界大会46年ぶりのメダル獲得の原動力となった。23年10月のFIVB パリ五輪予選/ワールドカップバレーにおいてチームの主力として2位でのパリ五輪出場を決めた。セリエA、モンツァでは攻守にわたるプレーでチームをプレーオフ準優勝に導いている。7月より日本のSVリーグ・サントリーサンバーズに加入する。身長188cm 83kg 

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