巨人からトレードで西武に移籍した松原聖弥選手(29)が25日、埼玉・所沢市内で入団会見を行った。
【写真を見る】【西武】巨人からトレード移籍の松原聖弥が入団会見「1日でも速く慣れてスタメンを掴みとりたい」「理想としては1番バッター」
会見冒頭で「率直に戸惑いがもちろんあった。それと同時に新天地でもう一度やってやろうという気持ちが強い」と話した松原。プロ8年目となる29歳は「ものすごくチーム状況的にもチャンスがあると言われたので、1日でも早く慣れてスタメンを掴みとりたい」と意気込んだ。今年は2年ぶりに開幕一軍メンバー入りを果たすも、わずか9試合の出場に留まり13打数2安打、打率.154で4月15日に登録抹消となっていた。
2016年に育成ドラフト5位で巨人に入団し2年目に支配下登録された苦労人でもある。2021年には巨人の開幕スタメンを勝ち取り、一時はブレークしたものの、ここ2、3年納得のいく結果が残せずにいた。今回の若林楽人(26)との電撃トレードについて「気持ち新たに頑張れる環境にある。走・攻・守、全部どんな場面でもアピールしたい、理想としては1番バッター」とかつての輝きをとり戻すことを誓った。
新天地での背番号は「35」。今年30歳を迎える節目の年「ターニングポイントだと思うのでまずはモノにして、1日でも長く野球を続けていけるようにレギュラーを掴みとりたい」と意気込んだ。
渡辺久信GM兼監督代行は「もう一回輝いている姿をみたいと本人と話した」。また「シーズン途中ということで、初めてのパ・リーグで不安はあると思うけど、外野手としてチャンスは多いと思うのでチャンス掴んでほしい」と期待を寄せた。
ユニホームが間に合わず同日のスタメン起用はなし。「いつ1軍に呼ぶのかは決まってないけど、その時の為に準備して欲しい」と話した。12球団ワーストのチーム打率.201と打線が振るわずチームが低迷する中、起爆剤となる事が期待される。