知人の会社などを使い、勤務先の会社に架空の工事代金を請求させて損害を与えたとして、建設会社の元部長の男が逮捕されました。
背任の疑いで逮捕されたのは建設会社の「東興ジオテック」の元部長・山本佳則容疑者(50)で、2020年1月頃から2021年の9月頃までの間、知人が経営する会社などを使い、架空の工事の資材費や人件費を勤務先の会社に請求させて、会社におよそ1800万円の損害を与えた疑いがもたれています。
警視庁によりますと、山本容疑者は2016年から2022年の間にこの手法であわせておよそ1億3000万円を会社に支払わせていたということで、そのうちおよそ6000万円分を現金や商品券で受け取り、キャバクラやオンラインゲームの課金などに使っていたということです。
警視庁は山本容疑者の認否を明らかにしていませんが、架空の請求をした会社についても任意で捜査を進めています。