■MLB ドジャース 4-0 ロッキーズ(日本時間3日、米カリフォルニア州ロサンゼルス・ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(29)が本拠地ロッキーズ戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数無安打2三振1四球で打率は.322。2試合ぶりのノーヒットとなった。
前日2日(同)にはナ・リーグトップのブレーブス・M.オズナ(33)が17号、3位のフィリーズ・B.ハーパー(31)が大谷に並ぶ14号、メッツのP.アロンゾ(29)が大谷に1本差に迫る13号と上位陣がそろってアーチを放ち、大谷が1人が取り残された。
この日、ロッキーズの先発は左腕のA.ゴンバー(30)。過去の対戦は6打数3安打1本塁打3打点、打率.500。今季のオープン戦でも2打数2安打と左腕だが相性の良い投手。
ドジャースは1回、1番・M.ベッツ(31)がメジャー通算52本目、今季3本目の先頭打者ホームランでいきなり先制。そして、6月浮上のきっかけをつかみたい大谷の1回の第1打席、ベッツの先頭打者ホームランの余韻が残る中、カウント1-1から外角低めのスライダーに泳がされてショートフライに倒れた。それでも3番・F.フリーマン(34)がセンターへ7号ソロ、“MVPトリオ”の2人がアーチと大谷はここでも取り残されてしまった。
2回、2死二塁で迎えた第2打席、ロッキーズバッテリーは第1打席で打ち取った外角のスライダー中心の攻め、3球連続ファールで大谷も手を出していった。フルカウントからの7球目、ここまで投げていなかった内角に入ってくるナックルカーブに手が出ず見逃しの三振。
4回の第4打席はロッキーズ2人目P.ランバート(27)と対戦。1球目からチェンジアップに手を出していったが2球連続で空振り。カウント1-2と追い込まれてから3球連続ファール、そのうち、2球が審判に当たると、大谷は笑顔を見せて謝罪していた。そして、最後は外角低めのチェンジアップに空振り三振に打ち取られた。ロッキーズバッテリーはこの打席、8球中6球がチェンジアップと大谷のタイミングが合っていないボールで攻め続けた。
6回の第4打席、緩いボールに抑えられている大谷は1球目を引きつけてスイングしたがキャッチャーのミットにバットが当たり、打撃妨害で出塁となった。8回、1死二、三塁のチャンスでは今季初となる申告敬遠、1塁ベース上ではコーチに笑顔を見せていた。
大谷は3打数無安打2三振1四球で2試合ぶりのノーヒット、打率は.322となった。チームは連勝で2カード連続の勝ち越しとなった。