東京・千代田区の靖国神社で石柱に赤いスプレーで落書きされた事件で、落書きをしたとみられる中国籍の男がすでに出国したと警視庁が明らかにしました。
この事件は今月1日朝、千代田区九段北の靖国神社で、鳥居の近くにある石柱に赤いスプレーで「トイレ」と英語で落書きされていたのが見つかったものです。
警視庁によりますと、犯行は発見前日の午後10時ごろとみられていますが、落書きをした男は中国籍で、犯行の翌日には出国したということです。
また、捜査関係者によりますと、石柱の落書きのほか、神社内のこま犬付近でも張り紙が2枚見つかり、中国語で「世界人民は団結しよう」「ただしお前らは含まない」という趣旨の言葉が記されていたことも新たに分かりました。
警視庁は男の足どりを調べるとともに、他に撮影した人物もいるとみて、器物損壊の疑いで捜査しています。