上海、2024年6月5日 /PRNewswire/ -- 中国の大手建設機械メーカーであるSANY(サニー)グループは、2023年の電動製品の総売上高が31.46億人民元(4億3478万米ドル)に達したと発表しました。また、水素エネルギー製品の売上高も1.3億人民元(1,797万米ドル)を記録しました。
第4次産業革命と第3次エネルギー革命が同時期に進行する中、建設機械業界は前例のない技術革新の機会に直面しています。
低炭素製品の段階的な改良への取り組み
SANYは低炭素分野でリーダーシップを発揮しています。同社は2021年に新エネルギー技術委員会を設置し、新エネルギー技術の開発計画の策定、特許戦略の立案、先進技術の研究開発、そして業界インキュベーションの企画と管理を行っています。
2023年、SANYは、世界初の完全電動回転式掘削機や、自社開発の燃料電池システムを搭載した水素エネルギー混合車両など、130種類以上の新エネルギー製品を発売しました。環境に優しいこれらの製品およびソリューションは、クライアントの低炭素化ニーズに応えるだけでなく、ライフサイクル全体にわたる運用コストを大幅に削減するイノベーションによって、クライアントにさらなる付加価値を提供しています。
イノベーティブな研究開発による低炭素化の推進
低炭素市場における同社の中核的競争力を一層高めるため、SANYは、バッテリーセル、電気駆動ブリッジ技術、VCU集中制御プラットフォーム、充電およびバッテリー交換ステーション、燃料電池システム、そしてコントロール技術といった5つの主要な技術領域に、自社開発と戦略的協業の両面から取り組んでいます。
2023年、SANYは275件の低炭素関連特許を取得し、11.5トンから16トンの荷重範囲をカバーする電気駆動ブリッジを、トラクター、ミキサー車、ダンプトラック向けに3機種発売しました。
製品の強力な競争力と革新的な研究開発力を活かし、SANYは着実に市場で存在感を高めています。2023年のSANYの電動ミキサー車の販売は前年同期比47%増加し、3年連続でトップシェアを維持しています。また、電動クレーンの販売も同社の業界リーダーシップを示し続けています。
SANYグループの輪番会長、Xiang Wenbo氏は次のように述べています:「今後も、研究開発能力の強化と製品の競争力維持に尽力し、グリーンで持続可能な発展を総合的に推進していきます。SANY は、事業活動全般にわたって根源的な炭素排出削減に取り組み、グループ全体の高品質な発展と産業構造の転換・高度化を加速させていきます。そうした取り組みを通じて、カーボンピークの実現と脱炭素社会の実現に貢献していきたいと考えています。」