国連のグテーレス事務総長は気候変動問題への対応をめぐり、化石燃料企業の広告を規制するよう加盟国に求めました。
【動画】国連事務総長 化石燃料企業の広告規制を呼びかけ 温室効果ガス削減の遅れを指摘
国連 グテーレス事務総長
「真実は…世界の排出量は急速に増えていて、2030年までに気温が大幅上昇することがほぼ確実ということだ」
国連のグテーレス事務総長は「世界環境デー」の5日、演説を行い、「温室効果ガスの削減を急ぐ必要があると」と訴えました。
グテーレス氏は「化石燃料産業は記録的な利益を上げ、莫大な補助金を受け取っている」などと指摘したうえで、「すべての国に対し、化石燃料企業の広告を禁止するよう強く求める」と訴えました。
また、クリーンテクノロジーを利用し、日常生活で使われる化石燃料を減らす事で、「私たちの誰もが変化を起こすことができる」と呼びかけました。