人手不足にあえぐ建設業界ですが、現場の負担を軽くするため、人手をかけずに建物を建てるための技術が公開されました。
【動画】ショベルカーなどの建設機械を遠隔で操作する技術公開 背景に「2025年問題」
千葉県の建設現場で地面を掘っているショベルカー。操縦席には人が乗っておらず、「無人」です。
動かしているのは…
記者
「実は今、東京のど真ん中・大手町のオフィスから操作をしていました」
NTTコミュニケーションズは、ショベルカーなどの建設機械を遠隔で操作する技術を公開しました。衛星通信サービス「スターリンク」を使うことで、どんなに遠く離れていたとしても操作が可能だと言うことです。
NTTコミュニケーションズ スマートワークサイト推進室 小野文明 室長
「働く人が本当にいなくなってしまう。『2025年問題』高齢化社会が迫っている」
背景に「2025年問題」と呼ばれる課題があります。
2025年には高齢化が一気に進み、退職が相次ぐとされるなか、実に建設業界は20%近くが65歳以上のベテランで、一気に人手不足になるのではと懸念されています。
今回の技術で現場に関わる人の数を少なくし、負担を軽減していきたいとしています。