ビキニフィットネスアスリートの安井友梨さんが警視庁の一日署長に就任し、痴漢撲滅を訴えました。
安井友梨さん
「小さい頃から警察官に憧れていたので本当に夢のようです。私も何回か電車内で痴漢にあったことがあって。私は、声をかけられたときは『結構です!』って言えたんですけど、そうじゃない方も多くいらっしゃるので」
6日午後、東京・品川区のJR大崎駅で、警視庁大崎署が痴漢撲滅のイベントを開催し、筋肉の美しさを競い合う「ビキニフィットネス」のアスリート・安井友梨さんが登壇。
「憧れだった」という女性警察官の制服姿に身を包み、一日署長としてトークショーやチラシ配りを行いました。
警視庁によりますと、去年、都内で摘発された痴漢事件はおよそ530件で、多くが通勤・通学の時間帯に発生しているということです。
イベントでは、警視庁のスマートフォン防犯アプリ「デジポリス」を紹介。
「デジポリス」を起動すると、痴漢被害にあって声が出せないとき、スマートフォンの画面上に『痴漢です、助けてください』という表示を出すことができたり、防犯ブザーを鳴らすことができるということです。
イベントで安井さんらは、こうした最新のアプリを利用して身を守ることのほか、まわりの人と声をかけ合い、助け合う社会を目指すことも大事だと学びました。
警視庁大崎署の佐藤直樹署長は、「現在、痴漢対策強化の期間として、被害防止の活動を強化している。皆さんに防犯意識を高めていただき、もっと安心して暮らせる街になることを目指す」としています。