シチリアのワインメーカー「ドンナフガータ」が、5月下旬に在日イタリア大使館で環境に配慮したパッケージで生まれ変わった新商品「リゲア」を発表した。また、同イベントでは、五感でワインを楽しむマスタークラステイスティングも開催された。
ドンナフガータは170年以上にわたって高品質なワインを生産し続けてきた家族経営のワインメーカー。シチリアの4つの地域(エトナ、ヴィットーリア、コンテッサ・エンテリーナ、パンテレリア島)に農園を持ち、30年以上にわたり環境と社会のサステナビリティに取り組んできた。
「リゲア」は、パンテレリア島で収穫されたブドウ、ジビッポを主体とする、暑い日に楽しむのに適した味わいが人気の白ワイン。2023年の収穫分より、環境に配慮したパッケージで生まれ変わった。
ボトルには、シチリア島でリサイクルされたガラスを使用した軽量ボトル「チェント・ペル・チェント・シチリア」と、クロージャーには海洋汚染を防ぐために沿岸地域で回収されたプラスチックを再利用した「ノマコルク・オーシャンキャップ」を採用。環境に優しい素材を使用し、同社が掲げる持続可能なワイン造りを実現。国連が掲げる 2030 アジェンダに沿った海洋生態系の保全に貢献している。
イベントでは、この日のために来日したドンナフガータ創業家の6代目、ガブリエラ・ファヴァラが、ドンナフガータのビジネスや、ユネスコ登録されている葡萄栽培などシチリアを代表する同社ならではの持続可能な取り組みについて紹介し、その後「リゲア」をはじめとする同社のワイン6種をテイスティング。
このテイスティングでは、「スル・ヴルカーノ」や「ミッレ・エ・ウナ・ノッテ」や「ベン・リエ」など、同社の農園がある4つの地域の特性を活かしたドンナフガータを代表するワインが紹介された。
当日、会場を提供した在日イタリア大使、ジャンルイージ・ベネディッティは、「イタリア大使館および日本国内のイタリア企業支援機関の活動は、メイド・イン・イタリーおよびイタリア企業の支援に注力しています。特に日本市場に関心を寄せる農業食品企業にとって、これは重要です」と述べ、「ドンナフガータ社とのテイスティングイベントにも多くの専門家が参加し、日本でのイタリアワインのプロモーション活動の重要性を実感しました」と語った。
ガブリエラ・ファヴァラは、「日本のイタリア大使館という素晴らしい場所で、ドンナフガータとして、イタリアの卓越性を代表するようなイベントを開催できて嬉しい」また、「ドンナフガータのワイン造りを紹介し、五感で楽しんでいただく機会を提供できたことに感謝します。今後は、多くのパートナーの協力を得ながら、日本でのプロモーション活動をさらに強化していきます」と述べた。
ドンナフガータは、シチリア全土にわたる領土で、それぞれの土地にあったブドウ栽培とワイン造りを通じ、170年以上続く技術および文化を継承する一方、様々な分野で新しい技術や適切な手法を取り入れ進化し、サステナビリティへのコミットメントを強化している。
ドンナフガータ(https://www.donnafugata.it/en/)のワインは、大手百貨店やEataly、オンラインで購入できる
Lighea 2023(リゲア2023) 希望小売価格:3,800円(税抜)