毎日の愛犬の散歩には、どのような服装で行っていますでしょうか。毎日のことなので、特に意識したことはないかもしれません。しかし、犬の散歩に適さない「NGな服」は、いざというときにリスクを招きます。この記事では、注意すべき服装と危険な理由、散歩に適した服装をご紹介します。
犬の散歩で着てはいけない「NGな服」
毎日の犬の散歩の際に、どのような服装で出掛けていますか。
季節に対応したものであるべきなのはもちろんのことですが、あわせて「動きやすさ」も重視されます。
そこで今は、犬の散歩で着てはいけない「NGな服」について解説します。愛犬との安全な散歩のために、今一度確認しておきましょう。
1.スカート類
犬の散歩には、総じてスカート類は適していません。
丈の長いスカートや風でヒラヒラと裾が舞ってしまうようなデザインのスカートは、足元をとられて転倒の恐れがあります。何より、動きにくいので機動性が低く適していません。
また、ミニスカートは、排泄物を取ろうとかがんだときに、インナーが見えてしまうのでは…と気になってしまうでしょう。タイトスカートも足の動きが制限されてしまうので、犬の散歩時の着用にはおすすめできません。
2.ショートパンツ
ショートパンツは足を露出するため、愛犬が草むらに入り込んだ場合、草のチクチクとした刺激を受けたり、ダニや蚊、ブヨなどの虫に刺される可能性もあるでしょう。
犬の散歩は歩きやすい地面だけを歩くものではありません。愛犬のためにも、原っぱや砂利道など刺激のある場所を歩くこともおすすめです。
そのためには、飼い主さんの足首が露出しているだけでも、蹴り上げた小石が当たったり、歩きづらそうだからと愛犬の後をついていくことを躊躇するかもしれません。ショートパンツは犬の散歩には不向きといえます。
3.ヒールのあるパンプスやサンダル
女性はヒールのあるパンプスやサンダルで犬の散歩をする人もいますが、こちらもNGです。突発的に犬が走り出したときに、バランスを崩し転倒してしまうなど、飼い主さん側の事故の危険性があります。
さらに、犬にとってもリスクがあります。ヒール靴はふとした拍子にバランスを崩しやすいので、誤って犬の手足を踏んでしまうと大けがをさせてしまいます。実際に、犬の足の甲をヒールで踏んで骨折させた事例もあるほどです。
4.視野が狭まる帽子
夏場は日焼け対策として帽子をかぶる方も多いでしょう。しかし、広いつばのある帽子や深いキャップなどは、犬の散歩に適しているとはいえません。
犬の散歩はただ前を向いて歩いていればいいという訳ではありません。愛犬が歩く先に誤飲しそうなものは落ちていないか、前方からくる歩行者や自転車にも目を配らなければなりません。
帽子により前方が見にくくなることにより、事前の危険を察知することが難しくなります。愛犬だけではなく自分自身を守るためにも、浅めのキャップに変更するなど対策をとりましょう。
犬の散歩に適した安全な服とは
では、散歩に適した安全な服装とはどのようなものなのでしょうか。
そのポイントは以下の通りです。
- 季節に合わせた体温調節しやすい服
- 明るい色の服
- スニーカーなど歩きやすい靴
- 両手がふさがらない散歩バック
季節ごとに体温調節しやすい服を選んで着ましょう。出かけた時は暑くても、帰るころには寒くなった…そのような場合に対応するためにも、脱ぎ着しやすい服装を心がけてください。
また、日中でも白や黄色などの明るい色の服装を選ぶと良いでしょう。特に薄暗い時間帯や夜間は、黒や紺などの暗い色は同化してしまいます。特に、車の運転手から認識してもらうためにも、明るい色味の服や持ち物、反射材などを活用しましょう。
さらに、前述の通りヒール靴はNGです。まずは歩きやすいことを一番に考えて、スニーカーがベストといえます。サイズが合った歩き慣れたスニーカーを選んで履きましょう。
お散歩バックは、トートバック等の片手がふさがるタイプではなく、両手が空くショルダーやリュックタイプが安全です。いざという時に、迅速に対応することができ、安全性も格段に上がります。
まとめ
今回は、犬の散歩で着てはいけない「NGな服」について解説しました。ついつい散歩の際に着てしまう服装はありませんでしたでしょうか。
犬の散歩では、さまざまな理由で不測の事態に陥ってしまう危険性も。いざというときのトラブルにも対応できるように、動きやすさを一番に考えたコーディネートで散歩に出かけましょう。
散歩は運動不足解消だけではなく、飼い主さんとのコミュニケーションにも最適です。愛犬と十分に散歩を楽しめる服装を選んでくださいね!
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