全身ノミだらけでボロボロだったところから元気に可愛く育った子猫。やむを得ずトライアルから出戻りするも、最後には素敵な縁で幸せをつかんだ様子に感動の声が続出しています。
台風が迫る日にボロボロの状態で保護した子猫が2度の出戻りを経て幸せをつかむまでの記録が、YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」に投稿されました。保護から2年後までの様子を記録した動画は86万2000再生を突破、多くの感動を呼び「涙がブァーっと溢れました」「終わりよければすべてよし」との声があがっています。
台風直前に5匹の子猫を保護
台風の接近が数時間後に迫るこの日、保護活動をしている投稿主さん夫婦のもとに保護団体から「子猫が2匹捨てられている」との連絡があったそう。保護すべく急いで向かうと、地域猫用のハウスに身を寄せ合う子猫たちを発見できたといいます。
子猫は5匹いて全員が衰弱状態。全身ノミだらけで、猫風邪により目が開かない子もいたとか。病院で薬をもらってご飯も食べられたものの、栄養失調から遊ぶ体力すら奪われていたようです。
ご縁に恵まれたはずが…やむを得ず2度の出戻り
体力を温存するかのように食べては寝てを繰り返し、子猫たちは元気に遊びまわれるほどにまで回復。体の大きい子から順番に、「ララ」「リリ」「ルル」「レレ」「ロロ」と名付けたといいます。
5匹は素敵なご縁に恵まれ、バラバラにはなってしまったものの里親さんに引き渡すことができました。しかし、ララくんはやむを得ない事情により2回ともにトライアルを中断。里親さんも悩んでいたそうですが、最終的には出戻りすることになったといいます。
葛藤の末のお迎え
投稿主さん夫婦は、ララくんに負担をかけたくない気持ちと、里親を見つけなければという思いとで葛藤していたといいますが、話し合いの末にララくんを自分たちで引き取ることにしたそうです。
お迎え後、パパさんがふと「ララくんがいると、ニコニコ笑顔になれるね」と呟いたこともあり、ララくんが明るく笑顔で猫生を歩んでいけるように「にこ」くんと名前を改め、家族の一員となったのです。
投稿には、「涙がブァーっと溢れました」「心温まるお話ありがとうございました」「縁はここにあったんだな」「2度の出戻りなんてどうってことないやね。終わりよければすべてよし」といったコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」では、投稿主さん夫婦が行っている保護活動の様子を投稿されています。保護した猫たちのお世話をしてくれる、現在のララくん改めにこくんの姿も見ることができます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」さま
執筆:曽田恵音
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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