日本語には全部で4,000個以上もの四文字熟語が存在しており、なかにはユニークな四字熟語も多くあります。そこで本記事では、猫好きな方なら知っておきたい「猫」という漢字が入った四文字熟語を全部で4つご紹介していきます。ぜひ本記事を参考に今後の猫に関する豆知識を増やすためにお役立てください。
1.猫鼠同眠(びょうそどうみん)
悪いことをする人と、それを取り締まるはずの人が手を組んで悪事を行うことを指す四文字熟語です。
また、上の立場の人と下の立場の人が一緒になって悪いことをする際にも使われる言葉です。
この四文字熟語は、「猫とネズミが同じ寝床で寝る」という不自然な状況を表しており、悪事や癒着を表現しています。
猫鼠同眠の例としては、
- 警察と犯罪者の癒着
- 企業の内部不正
- 政治と利権の癒着
などが挙げられます。
2.狐媚猫膝(こびびょうしつ)
一見親しげで友好的に見える態度の裏に、自分の利益を追求するための計算高い意図が隠されていることを意味する四文字熟語です。
狐のようにずる賢くこびを売り、猫のように親しげに振る舞うことを表現しています。
狐媚猫馴の例としては、
- 社員が昇進するために上司に対して過剰に媚びへつらい、親しげに接する
- 選挙の時期に政治家が有権者に対して急に親しげに接するようになり、握手をしたり話しかける
- 詐欺師がターゲットからの信頼を得るためにプレゼントを贈ったり親切に接する
などが挙げられます。
3.照猫画虎(しょうびょうがこ)
見かけ倒しで中身が伴っていない状況を表す四文字熟語であり、本質的には異なる動物である猫を見本にして虎を描こうとする行為を表現しています。
照猫画虎の例としては、
- 新人が先輩の動きを真似てみるも、表面的には真似できても仕事の重要な部分は理解できていない
- 有名な画家の絵を真似て描いても、技術や感性が伴っていないため芸術的な価値が生まれない
などが挙げられます。
4.窮鼠噛猫(きゅうそごうびょう)
絶体絶命の窮地に追い込まれた人や物事が、最後の最後で意外な反撃をすることを表現し、猫に追い詰められたネズミが猫に噛みつく行為を表現しています。
「窮鼠猫を噛む」という表現で聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
窮鼠噛猫の例としては、
- スポーツの試合で、弱小チームが強豪チームに対して予想外の逆転勝利を収める
- 経営難に陥った企業が劇的な復活を遂げ、競争相手を追い抜く
などが挙げられます。
まとめ
本記事では、「猫」という漢字が入った四文字熟語をまとめてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
同じ漢字が入っているとはいえ意味はそれぞれ異なり、初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
ぜひ本記事を参考に、今後の猫トークにお役立てください。
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