犬に寄り添ったトリミングとは?見た目の可愛さを最優先しないトリミングサロンも選択肢に考えてみよう

2024-06-21 06:00

「犬の気持ちを大切に」「犬に寄り添ったトリミングを…」というポリシーを掲げるトリミングサロンが近年増えてきています。しかし、飼い主さんからすると「犬の気持ちを大切にする?犬に寄り添ったトリミング?」といったようにどんなものなのかイメージがつきにくいかもしれませんね。ですがそれがどういった取り組みなのかを知ることができると、これまでのトリミングに対する認識の変化や選択肢の拡大にも繋がると思います。

犬に寄り添ったトリミングってなに?見た目の最優先はしない取り組み

トリミング中の犬

犬に寄り添ったトリミングとは、犬の気持ちを無視せず可能なかぎり受け入れて少しずつお手入れを進めていく取り組みのことです。

しかし、決して従来のトリミングが犬の気持ちを蔑ろにしているわけではないということも一緒に念頭においてほしいのですが、犬に寄り添ったトリミングを掲げるサロンの場合は従来よりももっと犬の気持ちを優先に取り組んでいるのだと認識してもらえるといいかと思います。

具体的に例をあげると、従来であれば飼い主さんのトリミング内容をお伺いし、可愛いカットに仕上げるのがメインでした。

ですが、犬に寄り添ったトリミングの場合ですとQOLの低下をすでに引き起こしていたり今後それが起こることがすでにわかっている場合は実行しますが、そうでない場合は犬が嫌だといったらまず無理して作業を進めることはほとんどしません。

つまり、飼い主さんの希望に合わせた見た目の可愛さを優先せざるをえなかったトリミングではなく、見た目は二の次で最優先は犬の気持ちを無視せず受け入れながら施術をすることなのです。

犬の不安や恐怖を取り除くためにドッグトレーナーも協力

犬の爪切りをしようとする様子

そうした取り組みを行っているトリミングサロンでももちろんその子の心身の状態や、飼い主さんのご希望であれば見た目の可愛さを表現するトリミングをすることも可能です。

しかし、それだけではこれからの長いその子の生きる時間において、トリミングが不安や恐怖の時間になってしまうことも十分ありえます。トリミングに対して良い印象を持って犬自身が協力してくれるような取り組みをすることでQOLを高め動物福祉の向上にもつなげることを大切にしています。

そのためにはボディランゲージを読めなければいけませんし、犬が協力してくれるような取り組みも必要になるため、ドッグトレーナーの協力も合わせて進めていくこともあります。

これまではトリミングサロンにドッグトレーナーが入ることは私の知る限りありませんでしたが、こうした取り組みを取り入れているトリミングサロンが増えているからこそそのような連携が生まれているのです。

また、その中には飼い主さんの存在と協力も必要不可欠であり、飼い主さんも施術をするにあたって一緒にいてもらいながらおやつを与えてもらったりなどすることもあります。

こうした犬に寄り添ったトリミングとは二人三脚や三人三脚の取り組みにより、犬が不安ではなく少しでも安心しながら犬自身の意志でトリミングに取り組める環境を提供していくことができるようになっています。

犬の動物福祉を考えるために工夫と学びを続けるプロたち

犬と二人のグルーマー

ただ頭数をこなすだけではこうした取り組みが考えられることや生まれることもなかったでしょう。

しかし、プロは常に動物と飼い主さんのために何ができるか?今よりもよりよいサービスを提供するためにはどのようなことが大切で何が必要なのか?といったことを常に学び続けています。

そうした学びと取り組みが形になるまで時間が必要なものもたくさんありますが、昔よりも今、昨日よりも今日がもっといいものになるよう日々精進しているのです。

そうした努力と取り組みはサービス料金にも反映してくるため、一見高いと思われるような数字も内容を知ると無難か安いとすら感じられる飼い主さんも少なくありません。

もちろん従来のサービス内容のトリミングサロンも犬への負担を減らしながらどう飼い主さんのご希望に沿うことができるか?を考えていますので、これからはそれだけではない選択肢もあるのだということをぜひ知ってほしいと思います。

まとめ

ヨーキーと人

犬に寄り添ったトリミングを取り入れるトリミングサロンの存在は「見た目よりも愛犬の負担をできるだけ減らしてあげたい、穏やかに過ごさせてあげたい」という飼い主さんの希望には適したサービスです。

もちろん、見た目を求めることは悪いことではありませんしそれを優先した従来のサービスの提供もあります。

大事なのは愛犬のQOLを考え福祉に配慮するにはなにができるか?そのために何が選択できるか?だと思いますので、いろんな取り組みをしているプロを見つけてぜひ相談してみてください。

関連記事

2匹の犬が『親子喧嘩』した結果…まさかの『攻撃方法』が可愛すぎると104万再生「弱すぎて爆笑したww」「無反応で草」「優しすぎ」と絶賛
犬をスマホで撮る時に絶対してはいけないNG行為4選
犬は再会を毎回喜んでくれている!きちんと触れて応えてあげよう
犬が食べていい果物!与える際の注意点や食べてはいけないものも解説
飼い主から愛されている犬の特徴5選

  1. 五百城茉央(乃木坂46)登壇! 『MADDER』トークイベント!! 五百城「テレビドラマというのは私の生きがいの1つ…」
  2. 軽ワンボックス車が標識の柱に衝突、10代の男性2人が意識不明の重体 岡山市南区
  3. ハクルート、吉田憲一郎氏を同社の国際諮問委員に任命
  4. 「お前もとっとと自殺しろ」兵庫県議らに大量の脅迫メール 激化する“言論への攻撃”の実態「フラグを立てられたら終わり」【報道特集】
  5. 浅田真央&高橋大輔SPコラボで魅せた“2人の過去と現在” 南波雅俊アナは氷上でB’z熱唱【スターズ・オン・アイス】
  6. ウトウトする子猫のもとにヒヨコがやってきて…思わず頬が緩む『もふもふたちのやり取り』が163万再生「癒された」「ストレス吹っ飛んだ」
  7. 押すとオヤツが出てくるオモチャで遊ぶ犬→一生懸命『理解しようとする光景』が3400万再生の大反響「覚えるの早くてビックリ」と感動
  8. 猫に対する飼い主の『最悪の裏切り行為』4選 愛猫の信頼を失うかも…フォロー方法も紹介
  9. 犬の寿命が縮む『ご飯の与え方』5選 健康被害を及ぼす危険な食べさせ方とは?適切な食事回数まで
  10. 首都高・神田橋JCT~西銀座JCTが「約10年間」通行止めに 東京高速道路「KK線」は59年の歴史に幕 今後は高速道路の地下化や再開発事業などを実施
  1. 軽ワンボックス車が標識の柱に衝突、10代の男性2人が意識不明の重体 岡山市南区
  2. 首都高・神田橋JCT~西銀座JCTが「約10年間」通行止めに 東京高速道路「KK線」は59年の歴史に幕 今後は高速道路の地下化や再開発事業などを実施
  3. 「お前もとっとと自殺しろ」兵庫県議らに大量の脅迫メール 激化する“言論への攻撃”の実態「フラグを立てられたら終わり」【報道特集】
  4. 押すとオヤツが出てくるオモチャで遊ぶ犬→一生懸命『理解しようとする光景』が3400万再生の大反響「覚えるの早くてビックリ」と感動
  5. 大好きだったおじいちゃんが亡くなったら、犬が…涙腺崩壊する『まさかの行動』に1万いいね集まる「ちゃんと分かってる」「涙止まらん」と感動
  6. 浅田真央&高橋大輔SPコラボで魅せた“2人の過去と現在” 南波雅俊アナは氷上でB’z熱唱【スターズ・オン・アイス】
  7. ウトウトする子猫のもとにヒヨコがやってきて…思わず頬が緩む『もふもふたちのやり取り』が163万再生「癒された」「ストレス吹っ飛んだ」
  8. 空腹の限界を迎えた犬→ごはんを目の前にした結果…想定外だった『衝撃のハプニング』が132万再生「荒ぶってるの可愛い」「反省してるw」
  9. 猫に対する飼い主の『最悪の裏切り行為』4選 愛猫の信頼を失うかも…フォロー方法も紹介
  10. 海から帰りたくない大型犬と飼い主の攻防戦…まさかの『お姫様すぎる解決方法』が29万再生「最後まで不満顔なの好き」「拗ねてるの可愛い」
  11. 五百城茉央(乃木坂46)登壇! 『MADDER』トークイベント!! 五百城「テレビドラマというのは私の生きがいの1つ…」
  12. 犬の寿命が縮む『ご飯の与え方』5選 健康被害を及ぼす危険な食べさせ方とは?適切な食事回数まで