パリ五輪のサーフィン日本代表の稲葉玲王(27)を激励するため、地元の千葉県一宮町で23日、地元の有志が集まり応援会が開催され稲葉本人も登壇した。
【写真を見る】みんなの“憧れの存在” パリ五輪サーフィン代表・稲葉玲王「金メダルを一宮に持ち帰る」激励会で宣言
今年2月に行われたワールドサーフィンゲームズで初のオリンピック代表に内定した稲葉。会場となったホテルには雨で天候が悪い中、地元・一宮町やその周辺の地域から約100人の応援団が駆け付けた。
集まった人たち全員が「Go REO」と書かれたTシャツや帽子を身に着けるなど、アットホームな会に稲葉は終始笑顔を見せ、全員と言葉を交わしていた。パリ五輪まであと1か月と迫る中で緊張がほぐれる瞬間だった。
子供たちの質問に答える場面もあり、参加した子供たちは「ヒーローであり、憧れの存在。ダイナミックなサーフィンをするけど、性格は誰に対しても優しくみんな好き」と稲葉の印象を。
稲葉自身も子供たちに「諦めなければ1回や2回はそのチャンスが来るから今やってることをあきらめずに」とエールを送り、「地元・一宮に金メダルを持って帰る」と宣言。「いまだに怖いけど、あの恐怖心(幼少期に感じたタヒチの波が怖いという感覚)があるから立ち向かえている」と話した。
さらに、稲葉は今月29日、千葉ロッテマリーンズvsオリックス戦のセレモニアルピッチを行うことが発表されている。中学生のころから両親とともに大のロッテファンで、昔から通っていたZOZOマリンスタジアムでのセレモニアルピッチについて「マリンでの始球式は昔からの夢だった。オリンピックに出るとなって注目してもらえたからこういう面でも頑張ってきてよかった」と喜んだ。
<稲葉玲王 プロフィール>
1997年3月24日生 千葉・一宮出身
プロサーファーである父親の影響で5歳からサーフィンをはじめ、2010年13歳で、当時最年少でプロデビューを果たす。小柄な体格から出されるダイナミックなライディングが持ち味。
2023年 第4回ジャパンオープン優勝
ワールドサーフィンゲームズ 個人8位(パリ五輪出場条件付き内定)
2024年 ワールドサーフィンゲームズ出場 パリ五輪出場 内定