犬の『脳』の作りはどうなってるの?愛犬の認知能力や賢さについて解説

2024-06-24 16:00

『犬の脳の作り』についてまとめました。犬の脳と人間の脳にはどのような違いがあり、犬の「脳」にはどのような働きがあるのか、犬の認知能力と賢さを解説します。

犬の「脳」の作りはどうなってるの?

犬の脳のイラスト図解

犬の脳の作りですが、構造的には人間とほとんど変わりはなく、よく似ているのです。

犬の脳の方が優れているという部分では、「嗅球(きゅうきゅう)」が非常に発達していると言えます。

「Olfactoty bulb」と呼ばれている部分で、こちらは人間の脳にも存在しますが、人間の場合では「嗅脳」という言葉がよく使われ、犬の場合では「嗅球」という言葉がよく使われます。

人間の嗅脳は、人間が直立歩行をするようになり、地面から離れて生活をするようになったために退化したとされています。

つまり、犬の嗅球が特別に発達したというよりは、人間の嗅脳が退化したため、能力に大差が生じているということが言えるのではないでしょうか。

ちなみに、人間の大脳も犬の大脳も、左右に分かれています。

そしてこれまでは、『犬の大脳は左右に分かれているが、人間の大脳が左右でそれぞれに明確な働きがあることとは違い、犬の大脳は左右で働きに差はない』とされてきました。

しかし、検査技術が発達したことによって、犬の大脳の左右それぞれの働きが、より明確になってきました。

実際現在では、『犬の左脳には言葉の意味を処理する働きがあり、犬の右脳には感情(言葉の音調や抑揚)を処理する働きがあるのではないか』とされています。

犬は言葉を使いません。言葉を使わないということは、本来ならば言葉の音調や抑揚を処理する必要もありません。

もともとは右脳と左脳の働きに差はなかったものの、人間と暮らすようになり、言葉を使う人間とコミュニケーションするようになったことで、右脳と左脳にそれぞれの働きを持つようになったのかもしれません。

犬の認知能力と賢さ

見つめながらオテをする犬

「認知能力」とは、物事を正しく理解し、判断し、適切に行動するために備わった機能のことを言い、快適で安全で健康的な暮らしをするために必要不可欠な機能です。

この機能は、犬種に関係なく、全ての犬に備わっています。

日常生活で見られる犬の認知能力

犬は、飼い主の機嫌が悪いことを正しく理解し、放っておくべきであると判断し、ひとり遊びをしたり自分のベッドに入ったりなど行動することがあります。また、家族が喧嘩をしていることを正しく理解し、仲裁するべきであると判断し、間に割って入るなど行動することがあります。

さらに犬は、飼い主が自分をお風呂に入れようとしていることを正しく理解し、隠れるべきであると判断し、ケージに入ったり家具の下に隠れたりなど行動することがあります。

このようによく思い返してみると、愛犬の認知能力の高さは、日常生活の中でもよく感じることができるものですよね。

日常生活で見られる犬の賢さ

なぜ犬は賢いのでしょうか。おそらく、人間よりもはるかに優れた感覚を持っているからなのではないでしょうか。

わざと歩き方を変えてみたり、わざと声を変えてみたりしても、帰宅した飼い主に吠えることはないですよね。そーっと帰宅しても玄関で出迎えてくれますよね。優れた聴覚を持っているからでしょう。

犬は「お散歩」「シャンプー」「ごはん」「お留守番」「歯磨き」「病院」「ボール」など、様々な人間の言葉を覚えます。しかし、言葉を発した飼い主と目を合わせようとしなかったり、言葉を発した飼い主に駆け寄ったり、言葉によって反応が全く違います。

言葉を覚えるだけではなく、その言葉には嬉しいことと嫌なことのどちらが起こるのか、ということまで覚えることができるのでしょう。

また、散歩の途中に疲れてしまったときやもう歩きたくないときに、飼い主に抱っこしてもらうために手足を引きずって歩いて見せるなど、ずる賢さも持っていますよね。

まとめ

首をかしげる子犬の顔のアップ

あなたは愛犬の認知能力の高さや賢さをどれくらい感じているでしょうか。

愛犬は、飼い主の元気がないことを分かっています。落ち込んだり、悲しんだりしていることも分かっています。自分のことで悩んでいるということも理解しています。

飼い主の些細な変化を感知し、どのような状態であるかを正しく理解し、自分は今どのような行動をするべきであるかを判断し、的確に行動することができます。

元気のない飼い主を励まそう、笑わそうとし、体をクネクネさせるなど面白い行動をすることがあります。お気に入りのおもちゃを持って来てくれることがあります。

愛犬の認知能力の高さと賢さを実感する瞬間なのではないでしょうか。

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