『猫の世界でモテモテな猫』愛される秘訣4選 ニオイや経験値が関係している?

人間の世界にもモテる人がいるように、猫の世界にも、モテる猫・モテない猫がいます。しかし、モテる猫がモテている理由は、人間のモテる人の条件とは異なるようです。そこで今回は、「猫の世界でモレモテな猫」の愛される秘訣について解説します。

1.「母」としての経験値(メス猫)

子猫にお乳をあげる母猫

猫界でオス猫が誘いたくなるのは、出産や子育て経験のあるメス猫です。

その理由は、猫の本能に組み込まれている『子孫繁栄』という目的を満たせるから。オス猫にとって母としての経験豊富なメス猫は、「子孫をたくさん残せる」という証となるようです。

だからこそ、はじめて発情期を迎えたばかりの若いメス猫よりも母親経験のあるメス猫の方がモテます。人間でいうと、若い独身女性よりも子供のいるママの方がモテる、という感じです。

2.フェロモン

色っぽい視線の猫

フェロモンとは嗅覚を通じてメッセージを送り、それによって行動が影響されるというものです。

猫のフェロモンはなわばりのマーキングや性的な求愛、コミュニュケーションなどいろいろな目的に使われます。

なお、猫のフェロモンは顔の周りや乳房、肉球、尿など、あらゆるところから放出されます。

尿
猫のオシッコは、去勢手術を受けていないオスのものが臭いといわれています。その理由のひとつにあるのがフェロモンで、尿に含まれたオス猫の情報から、マーキングや発情状態などたくさんのメッセージを送ることができるのです。
乳房周辺
母猫の乳房周辺からは、「なだめフェロモン」と呼ばれる母猫特有のフェロモンが分泌されます。先述したように、「母親経験豊富なメス猫」はモテるとされていますが、もしかしたらこのフェロモンから経験値の情報をキャッチするのかもしれませんね。
顔面
フェイシャルフェロモンと呼ばれるフェロモンは、猫の額や頬、耳の下や口周りに臭線があるといわれています。愛猫がよく飼い主さんや家具の角に頭をこすりつけるしぐさを見せるはずですが、これはマーキングの意味。フェイシャルフェロモンをこすりつけて、自分のテリトリーを構築して安心感を得ているのです。

3.体格の良さ(オス猫)

がっしりした猫

猫は野生に生きていた動物なので、本能的にメス猫は「強者」に惹かれます。だからこそ骨格が大柄で、たくましい体つきのオス猫がモテるといわれています。また顔の大きいオス猫も威嚇しやすいため、モテ猫の条件の一つにカウントされるでしょう。

なお、オス猫は爪とぎをする時に「高い位置」をバリバリとひっかきます。より肉球の隙間から出るフェロモンを高い位置に付着させることで、自分の身体がいかに大きいかをアピールするのです。

メス猫を奪いあってオス猫同士が奪うときも大柄の猫の方が有利ですし、体格の良いオス猫は求愛できる権利を優先的にゲットできるといえましょう。よって「戦績豊富」なオス猫もモテる条件となります。

4.紳士な性格(オス猫)

蝶ネクタイをする猫

いくら強いオス猫でも、体格のすぐれたオス猫でも、乱暴でしつこい性格をしているオス猫は最終的にモテません。いくらオス同士の恋愛バトルに勝利しても、メス猫から拒絶されてしまうケースもあります。

最後の最後で選ばれるのは、優しくてメス猫の気持ちに寄り添えるようなオス猫。人間でいうと、いくら男らしくてかっこよくても、一緒にいて気持ちが穏やかでいられない男性は不人気、といったところでしょうか。このあたりは人間の女性と通ずるものがありますね。

まとめ

ハートマークと猫

今回は、「猫の世界でモテモテな猫」の愛される秘訣について解説しました。

人間で「モテる人」といえば、男女かかわらず整った顔立ちや抜群のスタイルというような、容姿の良さが先立つものです。しかし、それだけでは必ずしもモテるとはいえず、性格や清潔感などあらゆる相性が揃わないと、恋愛としては長続きしないものです。

そのような意味では、猫界の「モテモテな猫」も、性格や相性は必須。人間のように収入やステータスといった条件はありませんが、猫も外見だけではなく、最終的には中身も大切なのかもしれませんね。

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