猫に『おむつ』をつけるときのポイント4選 選び方や慣らす方法などを解説

2024-07-06 16:00

怪我や事故、高齢による身体機能の低下など、様々な事情で猫も「おむつ」が必要になることがあります。そこで今回は、猫に「おむつ」をつけるときのポイントについて、選び方や慣らす方法などと合わせて解説いたします!

猫に「おむつ」を付ける時のポイント

おむつを履く猫

今や猫も高齢化の時代。身体機能の低下や認知症発症をきっかけに「おむつ」が必要になるケースも増えています。

とはいえ、最初からスムーズに装着できるとは限りません。元々洋服ですら嫌がる猫も多いので、苦戦することもあるでしょう。

そこで今回は、猫に「おむつ」を付ける時のポイントについて解説致します。今まさに困っている飼い主さんはもちろんのこと、将来に備えておむつの知識を深めておきたい方はぜひ参考にしてくださいね。

1.フィット感を意識する

猫の「おむつ」でまず重要なのは、サイズです。大き過ぎれば排泄物が漏れ出してしまいますし、逆に小さ過ぎると窮屈さによるストレスが生じてしまいますし、こすれた部位がただれます。

猫用のおむつは様々なサイズ展開があるので、必ず胴回りの大きさを計測したうえで、フィットするものを選ぶようにしてください。

ちなみに、初めて装着する場合は、短時間の使用から徐々に慣らしてあげることがおすすめです。

例えば、「夜間だけ使用する」など、おむつの必要性を感じた際は、余裕を持ってトライすると良いでしょう。

2.無香料のものを選ぶ

おむつの中には香り付きのものもありますが、できれば無香料のものを選ぶようにしてください。猫は嗅覚が優れているので、仮に優しい香りであってもストレスを感じてしまう恐れがあります。

無香料のおむつでも、消臭機能が付いたものであれば臭いは気にならなくなります。おむつ生活を余儀なくされた場合は、お互いに心地よく使用できるものが一番です。

3.サイン機能が付いたものも便利

おむつを使用するうえで心配なのが「おむつかぶれ」です。とはいえ、その都度隙間から確認するのも大変なこと。

そんなお悩みを解消してくれるのが、「おしっこサイン」という機能です。おむつの中が濡れたら色が変わる機能で、おむつが汚れたことがひと目でわかります。

交換すべきタイミングが分かればスムーズに取り替えられるので、お互いにストレスが軽減します。

4.犬用で代用するなら性別問わず「メス用」を

猫用よりもさらにサイズが豊富な、「犬用」のおむつ。大型種の猫の場合は、意外と犬用のほうがフィットする場合があります。

機能的には同様なので、もちろん代用は可能です。ただし、犬用おむつを猫用として使用する場合、猫の性別を問わず「メス用」を選ぶようにしてください。

これは、犬の排泄部位の違いによるもので、猫にはメス用のほうが適しているためです。

猫の「おむつ」の選び方

獣医さんに相談

これから初めて愛猫のために「おむつ」を選ぶ、という場合には、お徳用よりも「お試し用」がおすすめです。まだ慣れない場合には意外と不都合も多いため、少量パックを選ぶようにしてください。

更にいうと、「サンプル品」を探したほうが良いかもしれません。動物病院やペット用品を扱うコーナーには、メーカーから「サンプル品」が送られてくることがあります。初心者である旨を伝えればアドバイスも貰えますし、在庫があればサンプル品を頂けることもあります。

不安があれば遠慮せずに「どのタイプが良いのですか?」と尋ねてみてください。

まとめ

おむつを履く長毛猫

今回は、猫に「おむつ」をつけるときのポイントについて解説しました。

様々な事情により愛猫に「おむつ」が必要になった場合、愛猫がストレスなく装着できるものを選んであげたいですよね。そして、何よりも飼い主さんご自身がスムーズに交換できるという点も重要です。

医学の進歩とともに猫のご長寿さんが増える現代ですので、愛猫がまだ若くて健康なうちから、将来に備えて知識を溜めておくことも大切です。

ちなみに、人間用のおむつでも代用は可能ですが、しっぽを出すためにおむつをカットをする必要があります。その際に吸水ポリマーが散らばる手間を考慮すると、やはり猫用や犬用のおむつを使用したほうが便利です。

ぜひ猫の緊急時や高齢化に備えて、なにもない今のうちから対応できるように準備しておきましょう。

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