日本バスケットボール協会は8日にパリ五輪に挑む男子代表12人を発表し、NBAロサンゼルスレイカーズ所属の八村塁(26)、今季グリズリーズなどでプレーした渡邊雄太(29)らが名を連ねた。7日に行われた強化試合のメンバーから川真田紘也(26、長崎ヴェルカ)や金近廉(21、千葉ジェッツ)ら4人が外れた。
日本代表は5日と7日に国内最後となる強化試合を有明アリーナで行い、韓国に1勝1敗とした。八村、渡邊は両日ともに出場せず、ベンチからチームを鼓舞した。
世界ランキング26位の日本は、27日にワールドカップ覇者のドイツ(同3位)とパリ五輪初戦を迎え、30日に東京五輪銀メダルで開催国のフランス(同9位)と戦う。また、この日、未定だった3試合目(日本時間8月2日)の相手が最終予選で勝ち上がったブラジル(同12位)に決定した。48年ぶりに自力で五輪出場をつかんだ“最強メンバー”が、目標のベスト8入りを目指す。
チームを率いるトム・ホーバスヘッドコーチ(57)、主将を務める富樫勇樹選手(30)と初の五輪出場となるジェイコブス晶(20)選手からコメントが届いた。
トム・ホーバスヘッドコーチ
「この2か月間で約40人の選手から12名に絞り込むのは本当に難しいプロセスでした。選手全員が一生懸命に取り組んでくれた事に感謝します。12人が決まりこのメンバーでパリ2024オリンピックで戦うことを楽しみにしています。日本での強化試合4試合では望んでいた結果は出ませんでしたが、課題も見つかり、オリンピックまでに修正できると思います。チームの目標である「ベスト8」を達成してパリでプレーできることをとても楽しみにしています。」
富樫勇樹選手
「今回、パリ2024オリンピックの男子日本代表メンバーに選ばれてすごく光栄です。チームの目標である「ベスト8」を実現できるように、自分が持っている力をすべて出し切っていきたいと思います。そして今まで代表でバスケットボールに関わってくれたみなさんの思いを背負って戦っていきたいと思います。みなさん応援してください!」
ジェイコブス晶選手
「最終メンバーに選ばれてとても興奮し感謝しています。オリンピックに出場することは私の夢でした。予想よりも早くその機会が訪れたことにとても感謝しています。これまでの道のりで私を支えてくれたすべての人に感謝します。私たちは世界最高のチームと対戦するために大会に臨むのではなく勝利を掴むことにトライします。勿論、簡単なことではないですが私もチームも引き続き努力し「ベスト8」という目標を達成したいと思います。応援よろしくお願いします。」
【バスケットボール 男子日本代表候補12人】
富樫勇樹(30、千葉ジェッツ/PG)
ジェイコブス晶(20、ハワイ大/SF)
河村勇輝(23、横浜ビー・コルセアーズ/PG)
比江島慎(33、宇都宮ブレックス/SG)
テーブス海(25、アルバルク東京/PG)
八村塁(26、ロサンゼルス・レイカーズ/PF)
渡邊雄太(29、SF)
馬場雄大(28、SF)
ジョシュ・ホーキンソン(29、サンロッカーズ渋谷/C・PF)
富永啓生(23、SG)
渡邉飛勇(25、信州ブレイブウォリアーズ/C)
吉井裕鷹(26、三遠ネオフェニックス/SF)
【男子日本代表 予選日程】※現地時間
7月27日 vsドイツ(3位)
7月30日 vsフランス(9位)
8月2日 vsブラジル(12位)
決勝トーナメントに進出すれば
8月6日 準々決勝
8月8日 準決勝
8月10日 決勝、3位決定戦