ドジャース山本由伸 3回5失点で降板、試合中に修正もパ軍打線の勢い止まらず、大谷の同点アーチに応えられず

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2024-10-06 11:06
ドジャース山本由伸 3回5失点で降板、試合中に修正もパ軍打線の勢い止まらず、大谷の同点アーチに応えられず

■MLB 地区シリーズ第1戦 ドジャースーパドレス(日本時間6日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの山本由伸(26)が6日(日本時間)に開幕したナ・リーグ地区シリーズ、本拠地でのパドレス戦、第1戦に先発、3回、60球を投げて、被安打5(1本塁打)、奪三振1、四死球2、失点5(自責点5)だった。

試合2日前に第1戦の先発を伝えられた山本、「とにかく自信を持って、マウンドに上がりたい」と話していた。大事な短期決戦の1戦目、山本はNPB時代は日本シリーズに5度登板しているが、5試合で1勝2敗と短期決戦では成績を残せていない。

ベンチでは緊張した表情を見せ、大きく息を吐いてベンチを出た山本、本拠地の大歓声を背にマウンドに上がった。1回、ナ・リーグ首位打者の1番・L.アラエス(27)にカウント1-1から高めのスプリットをレフト前へヒット、そして、2番・F.タティースJr(25)の場面でキャッチャー・W.スミス(29)がパスボール、さらに打たれたスプリットを低めに投げようとワイルドピッチとコントロールが定まらず、無死一、三塁のピンチを招いた。

3番・J.プロファー(31)はカットボールで詰まらせてボテボテのセカンドゴロ、この間に3塁走者がホームに還り1点を先制された。なおも1死二塁で4番・M.マチャド(32)、カウント1-2と追い込みながらもスプリットが甘く入り、レフトスタンドへ2ランホームラン。0対3とリードされた。スプリットのコントロールがつかない山本、5番・J.メリル(21)の打席から得意のカーブを使って抑えていった。

2回には1回の後半から使い始めたカーブを中心に組み立て、8番・D.ソラーノ(36)はカーズでサードゴロ、9番・K.ヒガシオカ(34)には1球目、カーブでストライクを奪うと、ストレート狙いの裏をついて、カットボールでタイミングをズラしてサードゴロ、1番・L.アラエス(27)にはストレートとカーブの組み立てで追い込むと、最後は154キロのストレートで見逃し三振、ようやくピッチングのリズムをつかみ始めた。

0対3と3点を追うドジャースは2死一、二塁で打席には1番・大谷翔平(30)、カウント2-1から真ん中高め155キロのストレートを完璧に捉えて、飛距離113.8m、打球速度180キロ、角度25度のポストシーズン初アーチ、打った瞬間に珍しく大谷も横に投げるバットフリップで絶叫した。

追いついてもらった山本、3回、先頭のF.タティースJr(25)にツーベースを許すと2死二塁の場面で5番・J.メリル(21)を2-2と追い込み、5球目、外角低めにカーブ、山本も完璧なコースでマウンドを降りかけたが、際どいコースをボールの判定、ベンチのD.ロバーツ監督(52)も声を荒げた。メリルに四球を与えると、6番・X.ボガーツ(32)にはカウント1-1からカーブを読まれてレフト線へ2点タイムリーツーベース、打たれた瞬間、山本は大きな声を上げてうつむいた。

山本は3回で降板、60球を投げて、被安打5(1本塁打)、奪三振1、四死球2、失点5(自責点5)、ポストシーズン初先発は悔しい内容となった。

【地区シリーズ】※5試合で3勝先取(10月6~)
◆ア・リーグ
ヤンキース(1勝) 6ー5 ロイヤルズ(1敗)(ヤンキー・スタジアム)
ガーディアンズ(1勝) 7ー0 タイガース(1敗)(プログレッシブ・フィールド)

◆ナ・リーグ
ドジャースーパドレス(ドジャー・スタジアム)
フィリーズ(1敗) 2ー6 メッツ(1勝)(シチズンズ・バンク・パーク)

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