猫はとても愛情深い動物です。大好きな人には全身で「大好き!」という気持ちを伝えます。しかしその一方で、嫌いな人には絶対にしない行動があります。信頼できない人には近づかないのはもちろんですが、行動を観察するとさまざまなサインが見られます。今回は、猫が嫌いな人には絶対にしない4つの行動を紹介します。
1.ゆっくりと瞬きをする
猫は目が合ったときに、ゆっくりと瞬きをすることがあります。この行動は、猫にとっての挨拶や愛情表現で「あなたに対して敵意はありませんよ」「あなたのことが大好きですよ」といった気持ちのあらわれです。
つまり猫は、嫌いな相手や、信頼していない相手に対して瞬きをすることはありません。
そればかりか、目が合ったときに視線をそらさずに「ジーッと」見つめられたら、あなたに対して敵意を持っている可能性さえあります。
とはいえ瞬きをしてくれないからと言って、必ずしも嫌われているとは限りません。猫は信頼している相手に対して、目をジーッと見つめてくる場合があります。状況や関係性も考慮して判断する必要があるでしょう。
2.近くで寝る
猫は警戒心が強い動物です。信頼していない人の近くでは、安心することができないため、無防備な姿をさらすようなことはしません。
また猫は信頼できない相手が近くにいるときは、何かあったらすぐに逃げられるように、地面に足を付けた状態でまわりを警戒しています。
ですから嫌いな人の近くでスヤスヤと眠るということは、絶対にありえないのです。
猫の寝ている姿を見かけない、近寄るといつも離れていくという場合は、嫌われている可能性があります。日頃の接し方に問題がないか見直し、思い当たることがあれば改善するようにしましょう。
3.スリスリする
猫は自分の所有物に頭や体をスリスリして、自分のにおいをつけます。これは自分の所有物であること、縄張りであることを主張する行動(マーキング)です。
この行動は物だけでなく、信頼している人、大好きな人に対してもおこないます。外から帰ってきたときやお風呂のあとによく見られます。
その一方で、嫌いな人にはスリスリしません。「自分のものだ」と主張する必要がないのですから、当然と言えば当然でしょう。そもそも猫は嫌いな人には近づこうとしませんので、スリスリ以前の問題かもしれませんが…。
4.ヘソ天で寝る
もしあなたの前で猫がヘソ天で寝ているなら、かなりの信頼を得ていると言えます。
猫にとってお腹は急所ですから、何をされるかわからない相手の前でさらけ出すようなことはしません。ましてヘソ天でリラックスしたり、スヤスヤと寝たりするなど言語道断です。
ヘソ天で寝ていたとしても、嫌いな人が近づいてくると起き上がってお腹を隠す、ほかの場所に移動するといった行動が見られます。
安心して眠れないのはストレスにもなりますので、安心して眠れる環境を用意してあげる必要があるでしょう。
まとめ
猫に嫌われる人は「猫の嫌がることをする人」です。つまり猫にとって嫌なことをしなければ、嫌われる可能性を減らすことができるのです。
とはいえ健康的で安全な日常生活を送るためには、猫に嫌われがちな爪切りや動物病院への受診など避けられないこともあります。
そんなときのためにも、日頃からコミュニケーションを大切にし、しっかりとした信頼関係を築いていくことが大切です。
また猫に嫌がられているかも?と感じたときは、原因を特定して早めに改善に努めるようにしましょう。
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