■MLB フィリーズ 10ー1ドジャース(日本時間10日、ペンシルベニア州フィラデルフィア、シチズンズバンク・パーク)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのフィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、大谷は2打数1安打1盗塁1四球で打率は.315。3試合連続安打、メジャー初の3試合連続盗塁をマークした。チームはメジャー30球団で最高勝率のフィリーズに10失点と大敗した。
フィリーズの先発はオールスターにも選出されて今季9勝(4敗)のZ.ウィーラー(34)。2021年ナ・リーグ奪三振王、大谷は2022年6月に1試合だけ対戦し、1打数1安打2四球と全打席出塁した。
試合前には2022年の途中までエンゼルスで共にプレーしていたB.マーシュ(26)と笑顔で再開、ハグする姿も見られた。ウィーラーと2年ぶりの対戦となった1回の第1打席、1球目は97マイル(156キロ)のストレートをファール、2球目は内角高め97マイル(156キロ)を空振り、そして、3球目も内角高め98マイル(158キロ)のストレートに空振り三振。3級全てストレートで3球三振に打ち取られた。
ドジャースは2回に1点を先制されるとさらにフィリーズの1番、K.シュワーバー(31)にも2点タイムリーを打たれて0対3とリードされた。
追いかけるドジャース、3回の1死走者なしで大谷の第2打席、カウント0-1から外角高め92マイル(148キロ)のカットボールをミスショットしたがレフト前に落ちる3試合連続となるヒットで出塁した。2死からF.フリーマン(34)の打席で今季21個目となるメジャー初となる3試合連続で盗塁を成功させた。
ドジャースは4回に1点を失うと、なおも無死満塁で2番・オールスターに選出されているT.ターナー(31)が8号満塁ホームラン。さらに6番・B.ストット(26)にも6号ソロを打たれて、試合序盤で0対9と大きくリードされた。
5回、2死走者なしで迎えた第3打席はストレートの四球、7回、大谷が4打席目を迎えるところでA.バーンズ(34)が代打で登場。敵地でも大きなブーイングが起こった。大谷の途中交代は今季3度目となった。この日のフィラデルフィアは気温34℃と高く、ドジャースは大谷を始め、フリーマン、T.ヘルナンデス(31)、M.ロハス(35)など大量失点もあり、主力を途中交代させた。フィリーズもB.ハーパー(31)を途中交代させている。
ドジャースは7回2死一、二塁の場面、大量得点差で中継ぎを使いたくないドジャースは野手のK.ヘルナンデス(32)が登板、野手を使い果たしているため、DHを解除して捕手登録のバーンズがセカンドに入った。この場面でK.ヘルナンデスは1番・シュワーバーをピッチャーフライに打ち取った。
8回もK.ヘルナンデスが続投、3者凡退に抑え、1回1/3をパーフェクトに抑えた。大谷は2打数1安打1盗塁1四球で打率は.315。3試合連続安打、メジャー初の3試合連続盗塁をマークした。チームはメジャー30球団で最高勝率のフィリーズに10失点と大敗した。