獣医師に「回復の可能性は20%」と言われてしまった、脳障害の保護犬。新たに飼い主となったご夫婦の献身によって、驚きの復活を遂げました。
今回ご紹介するのは、Instagramアカウント「pan._.hana」に投稿された1本の動画です。動画は92万8000回以上も再生され、「献身的な飼い主さんの姿に感無量」「まるで別犬のよう…!」「涙腺崩壊しました」など、多くのコメントが寄せられました。
瀕死状態の犬を保護
動画の主役は、バリ島で暮らすワンコ「あさ」ちゃん。炎天下にロープで繋がれ捨てられていたところを、動画の投稿主であるご夫婦が保護したそうです。
当初は目の焦点が合わず呼びかけにも応じない状態だったといいます。数々の検査により脳に大きなダメージがあることが判明し、ジステンパー感染症の後遺症と診断されました。緊急措置である程度持ち直したものの歩くことはできず、回復する可能性は20%程度と言われたそう。すでに27頭の保護犬と暮らすご夫婦でしたが、あまりの状態の悪さに不安が募ったといいます。
奇跡的に回復した姿に感動!
ご夫婦は、あさちゃんを自宅で療養することを決意しました。初めは立ち上がるのもままならない状態でしたが、毎日4〜5回ほど短いお散歩をして少しずつ体力をつけていったそうです。また、鍼治療や投薬の変更など試行錯誤をするうちに、頻繁に起こしていた酷い発作がほとんど出なくなったといいます。
ご夫婦が協力してリハビリを継続した結果、あさちゃんは他の犬たちと同じように歩けるまでに回復!保護当時は「いつか今のことを笑って思い出せるようになりたい」とつづっていたご夫婦でしたが、その希望が現実のものとなったのでした。飼い主の献身とあさちゃんの生命力は、多くの視聴者を感動させ話題になっています。
この投稿には「元気な姿を見て胸が熱くなりました」「飼い主さんの愛が奇跡を起こしたんですね」「おふたりから愛の力を教えていただきました」などのコメントが寄せられました。
幸せな犬生へ…
奇跡的な回復を遂げたあさちゃんですが、ご夫婦の悩みは体のことだけではありませんでした。保護当時の「ただ息をしてその場で排泄して眠るだけ」のあさちゃんの生活にも心を砕いていたのです。
しかし体の問題が解決してきたころから、あさちゃんの心に変化があったよう。当初よりも喜怒哀楽を表現することが多くなり、暮らしを楽しんでいる様子が伝わるようになったのです。ちょっぴり苦手な体のケアを始めると「イヤ!」と抵抗を示すなど、ご夫婦に甘える姿も見られるようになったそう!
心身ともにすっかり元気になったあさちゃんは、愛あふれるご夫婦と兄弟犬たちに囲まれて、これからも幸せな犬生を送ることでしょう!
あさちゃんを始め総勢33匹の元保護犬と暮らすご夫婦は、にぎやかな生活をInstagramアカウント「pan._.hana」で随時公開中。ぜひチェックしてみてください。
あさちゃん、飼い主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Instagramアカウント「pan._.hana」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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