■MLB フィリーズ 4ー3 ドジャース(日本時間11日 ペンシルベニア州フィラデルフィア、シチズンズバンク・パーク)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのフィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場。日本人初となる“メジャー通算200号”に王手をかけている大谷は、29号はお預けも4打数2安打(1打点)で3試合ぶりのマルチ安打をマークした。
前日ナ・リーグ東地区首位のフィリーズに1-10の大敗を喫したチームは、大谷が5回に同点タイムリーを放つが直後に勝ち越され1点差で惜敗。先発陣が山本由伸(25)をはじめ、エース格のT.グラスノー(30)も離脱する中、3連敗と苦しい状況に。
大谷の1回の第1打席は相手先発・C.サンチェスの初球を弾き返し、ライト前ヒット。4試合連続安打をマークした大谷は、2死で4番A.パヘス(23)の打席で4試合連続盗塁も決めた。これで今季22個目の盗塁に。
ドジャース先発のG.ストーン(25)は、1回裏にK.シュワーバーに先頭打者本塁打を浴び先制点を献上。2回は1死一・三塁から内野ゴロで2点目を奪われた。
大谷は2点を追う3回の第2打席、2死無走者の場面でフルカウントとすると6球目のシンカーに詰まらされ遊ゴロに倒れた。1-2と1点を追う5回は、1死一・三塁のチャンスで打席に立ち、サンチェスの2球目シンカーを鮮やかにセンター前に弾き返して、2-2と試合を振り出しに戻した。
だが直後の5回にターナーのタイムリーなどで2失点。2-4と2点を追う7回、大谷は5回と同じく1死一・三塁の場面で打席に立ち、相手は2番手O.カーケリングから左腕M.ストラームに交代。ここは追い込まれから低めのスライダーに空振り三振。スタジアムは大谷を抑えたストラームに大歓声を送り、続くT.ヘルナンデスも右飛で反撃ならず。
8回はロハスのタイムリーで1点差に迫るが、9回は7番から3者凡退で大谷に打席が回らずフィリーズに連敗を喫した。